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図書館と戦争と民主主義の百年 渡邊 重夫(著) - 青弓社
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図書館と戦争と民主主義の百年 (トショカントセンソウトミンシュシュギノヒャクネン)

社会一般
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ12mm
重さ 264g
256ページ
並製
定価 3,000 円+税   3,300 円(税込)
ISBN
978-4-7872-0093-8   COPY
ISBN 13
9784787200938   COPY
ISBN 10h
4-7872-0093-3   COPY
ISBN 10
4787200933   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0000  
0:一般 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年5月19日
書店発売日
登録日
2026年3月18日
最終更新日
2026年5月14日
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紹介

戦前の侵略戦争に不承不承あるいは積極的に加担した図書館――。敗戦後には国立国会図書館が誕生し、学校図書館は子どもの自発的学習と教育を実現する装置に生まれ変わった。戦前から戦中、戦後までの100年間を、各地の図書館史や膨大な史料から振り返る。

目次

まえがき

第1章 国民教化と思想善導を担った図書館――国民精神総動員運動のなかで
 1 普通選挙法の制定
 2 治安維持法の制定
 3 国民教化と思想善導を担う図書館
 4 市井の人をも逮捕・投獄した治安維持法

第2章 「聖戦」を支えきれない図書館――館員の応召、建物の損壊・焼失、太平洋戦争下の図書館
 1 一九三五年、二つの象徴的時点の中間点
 2 翼賛体制と図書館
 3 太平洋戦争下の図書館:1――「聖戦」に参戦
 4 太平洋戦争下の図書館:2――そして図書館機能の崩壊
 5 敗戦、そして治安維持法の撤廃

第3章 民主主義社会の砦としての図書館――「知と情報」の社会的インフラ
 1 「人権指令」「五大改革指令」(一九四五年十月)
 2 「教育の非軍事化」
 3 『新教育指針』(一九四六年)と戦後教育
 4 個性の尊重と民主主義
 5 『学校図書館の手引』(一九四八年)
 6 図書館と民主主義:1――国立国会図書館
 7 図書館と民主主義:2――公共図書館
 8 図書館の百年

第4章 学びと育ちを支える学校図書館――学校図書館法制定七十年に思う
 1 『学校図書館の手引』の刊行
 2 「大河も一滴の水から」――全国学校図書館協議会の結成
 3 学校図書館法の成立まで
 4 学校図書館法――「個性」の尊重
 5 学校図書館法の意義
 6 学校図書館法の課題:1――特に財源問題
 7 学校図書館法の課題:2――特に「人」の問題
 8 冨吉栄二のこと

あとがき

版元から一言

戦前の軍国主義の思想統制と侵略戦争に、図書館は不承不承あるいは積極的に加担していった。「防諜・思想」対策としての蔵書の閲覧禁止、社会運動や思想を取り締まる特別高等警察(特高警察)による図書館利用者の利用記録の調査。ありとあらゆる手段が図書館に及んだ。

そして1945年の敗戦。占領下の民主化で「真理がわれらを自由にする」という前文をもつ国立国会図書館法が誕生、続いて図書館法が成立し、図書館は多くの人が利用する機関へと変貌した。

さらに学校図書館法によって、学校図書館は子どもの自発的学習形態に基づく教育を実現するための教育装置として位置づけられた。その結果、全国津々浦々の学校に学校図書館が設置され、子どもの学びと育ちを根底から支えてきた。

図書館が経験した戦前から戦中、そして戦後の民主化までを各地の図書館史やさまざまな史料からたどる労作。

著者プロフィール

渡邊 重夫  (ワタナベ シゲオ)  (

北海道学芸大学(現・北海道教育大学)札幌校卒業。藤女子大学教授を経て、現在は全国SLA学校図書館スーパーバイザー。学校図書館賞受賞(全国学校図書館協議会、2019年)、日本図書館学会賞受賞(日本図書館学会、1990年)。著書に『批判的思考力を育てる学校図書館――付:図書館利用記録とプライバシー』『子どもの人権と学校図書館』『学校経営と学校図書館』『学校図書館の対話力――子ども・本・自由』『司書教諭という仕事』『図書館の自由と知る権利』(いずれも青弓社)、『学校図書館の可能性――自ら考え、判断できる子どもを育てる』(全国学校図書館協議会)、『学びと育ちを支える学校図書館』『学校図書館の力――司書教諭のための11章』『学校図書館概論』(いずれも勉誠出版)、『司書教諭のための学校経営と学校図書館』『学習指導と学校図書館』(ともに学文社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。