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マンガで学ぶ発達障害・グレーゾーンつまずき乗り越え術
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2024年12月16日
- 登録日
- 2024年11月27日
- 最終更新日
- 2025年2月20日
紹介
不登校、いじめ、多動、コミュニケーション、家族関係など
当事者&支援者だからわかる乗り越え方!
発達障害・グレーゾーン専門塾 塾長 心理師の著者が自らの大失敗と
「こういう支援者がほしかった」を語った!
当事者・ご家族・支援者必読の一冊!
J:COMチャンネルで著者、本書を来年春まで随時紹介!
目次
不登校、いじめ、多動、コミュニケーション、家族関係など当事者&支援者だからわかる乗り越え方!
発達障害・グレーゾーン専門塾 塾長 心理師、大学客員教授の著者が自らの大失敗と「こういう支援者がほしかった」を語った!
当事者・ご家族・支援者必読の一冊!
全国キー局、NHKなどでOAされている教育・療育・心理支援機関「翼学院グループ」学院長の秘伝を公開!
J:COMチャンネルでは著者、本書を随時紹介中!
【目次】
① 衝動性「思い立ったら止まらない、無免許運転で逮捕」
② こだわり「電車内のトラブル」
③ 規則が苦手「小中高、大学まで不登校」「転職をくり返す」
④ 他者との距離感「好きになったら止まらない」「愛着障害を持つ同士の恋愛に苦しむ」
⑤ 多弁、境界線を引けない「他者との境界線がわからない」
⑥ 心のパーソナルスペース「時には利用されてしまう」
⑦ 空想と現実の区別「憧れの人や物語の登場人物に同一化してしまう」
⑧ 体幹・感覚統合の苦手さ「苦手さが苦しみにつながる」
⑨ 不器用さと視覚認知の苦手さ「不器用で自分に怒りがこみあげる」
⑩ 視線恐怖、不安「他者の視線が怖い」
⑪ 自傷行為「完璧でない自分が許せない」
⑫ 算数障害「指を折り、時計の盤面がないと計算できない」
⑬ 高揚感「気分が高まると止められない」
⑭ 学習性無力感「植え付けられた心の声に苦しむ」
⑮ ステップファミリー「ステップファミリーゆえの悩み」
⑯ 家族関係「家族に知ってほしいこと」
● なぜどっぷりと闇に沈まなかったか
【本著のキーワード】
(障害・症状などのキーワード)
ADHD、ASD(自閉スペクトラム症)、LD(学習障害:読字・書字障害、算数障害)、二次障害、グレーゾーン、依存症(ゲーム等)、自尊感情・自己効力感の低下、反抗挑発症、素行症、自傷行為、聴覚過敏、視覚認知の苦手さ、体幹・感覚統合・粗大・微細運動の苦手さ、起立性調節障害、愛着障害(反応性アタッチメント障害、脱抑制型愛着障害、不安型愛着障害)、心の理論、対人不安、学習性無力感、喪失体験、うつ病、メニエール病、小児喘息
(生活に関するキーワード)
不登校、いじめ、引きこもり、退学・転職、中学受験、三部制・定時制高校、大学受験、就職、服薬、検査報告書や診断書、合理的配慮、代替手段、同じ失敗の繰り返し、パーソナルスペース、モデリング(真似)、アイデンティティ、オール・オア・ナッシング、ダブルバインド、親子関係、反抗期
(支援のキーワード)
強みを伸ばす支援、心地よい関係性、役割期待、安全基地、心理的安全性、失敗と人格は別物、王様の心、周囲の理解、主観的事実、客観的事実、環境整備、時間分散、科目分散、こまめなリセット、愛情の示し方
(心理療法等キーワード)
認知行動療法、認知療法、暴露療法、マインドフルネス、ソーシャルスキルトレーニング、ペアレントトレーニング、精神分析的心理療法(防衛機制、潜在意識)、ポジティブ心理学
前書きなど
はじめに
はじめにこの本を手に取ってくださった方に心よりお礼申し上げます。私の過去の数々の大失敗や葛藤を知ってくださっている方から、「発達障害や困難さを抱える方、それを支える方のためになるので」と、これまでも私の半生を描いた本の出版を勧めていただいて
いました。しかし自分の半生を語ることは何か偉そうに感じて、また公認心理師として支援の現場で「自分語りはNG」と教わってきたので、ずっと出版をためらっていました。
「目の前のお子様、保護者様を何が何でも支援したい」という思いから( 私のこどもの頃の姿と重なり合うのでその思いは切実です)、さまざまな心理療法や支援方法を学んで試行錯誤をしてきたのです。が、「自分語りはNG」が私にとって大きなくびき(制限) となっていました。保護者様とのカウンセリングで「芦澤先生は発達障害と聞いているのですが、こどもの頃、どうだったのですか? 」と尋ねられるたびに「自分語り」が喉まで出かかって何度も引っ込めてきました。「自分語り」の危険性もわかっているつもりなので、毎日カウンセリングの現場で葛藤してきました。思い余って親しくして頂いている児童精神科のお医者さんに相談したところ、「それが目の前の方が必要としているならば、芦澤さんにしかできない支援ならば、十分に慎重に語れば良いのではないですか」という助言をいただきました。さらに後押ししてくれたのは、つい先日行った心理検査の後でお子様が言った一言でした。「芦澤先生はこどもの頃、どうだったの。僕苦しいんだよ」。
大切なことは「目の前の方が必要としてくださっていること、その方のためになること」
この一言がきっかけになり、勇気を出して本著を執筆することにしました。本著では私自身の数々の失敗談やその時の気持ち、今となって考えるとどんな支援が欲しかったかを数多く語りました。また心理療法や支援方法についてもふれています。私自身は一つの分野の心理療法を深く学んで実践している専門家ではありません。しかし翼学院グループを創業以来、2 0 0 0 人のお子様とご家庭を支援してきた経験はありますし、何より当事者として葛藤してきた経験があります。
毎週末参加している精神分析や学習障害の研究会でご一緒している医師や心理師、研究者の方々、私の働きのために祈ってくれている仲間たち、私の特性を理解して協働してくれているスタッフ、そして何よりも「お子様のため」に力を合わせてくださっているお子様ご自身や保護者様。全ての方々に私は支えられています。
「あなたは、あなたらしくあれば良いのだよ」という有言、無言の言葉に支えられて、ようやく私は立つことができています。
その連鎖が広がっていくことが私の心からの祈りです。本著が少しでも多くの方の役に立つことを願っています。本著を手に取ってくださった皆様も私にとって大切な「目の前の方」です。
版元から一言
ロングセラー「発達障害・グレーゾーンの子の受験を突破する学習法」の著者が多くの読者の方からのご要望にお応えしてお送りする本著では、不登校、いじめ、多動、コミュニケーション、家族関係など当事者&支援者だからわかる乗り越え方を具体的にお伝えしています。
当事者や保護者、支援者が悩まれている多くの問題について著者自らの体験を漫画で綴り、支援者としてどのような支援があれば良かったかを語っています。
詳しくは目次、キーワードをご覧ください。
全国キー局、NHKなどでOAされている教育・療育・心理支援機関「翼学院グループ」学院長の秘伝を公開している本著を是非お手にとってご活用ください。
J:COMチャンネルでは著者、本書を随時紹介中です。
上記内容は本書刊行時のものです。