版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
デッサンモデル イエヴァ・マリヤ・ソコロヴァイテ(著) - ふらんす堂
.
【利用可】 (連絡不要)

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文電話番号:
注文FAX番号:
注文メール:
注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:あり

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

デッサンモデル (デッサンモデル)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:ふらんす堂
四六判
267ページ
並製
価格 2,200 円+税   2,420 円(税込)
ISBN
978-4-7814-1820-9   COPY
ISBN 13
9784781418209   COPY
ISBN 10h
4-7814-1820-1   COPY
ISBN 10
4781418201   COPY
出版者記号
7814   COPY
Cコード
C0097  
0:一般 0:単行本 97:外国文学小説
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2026年4月1日
書店発売日
登録日
2026年3月5日
最終更新日
2026年3月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2026-05-30 毎日新聞  朝刊
評者: 鈴木成一
MORE
LESS

紹介

◆史上初、リトアニアの長編小説を日本語訳

家族の呪縛を脱ぎ捨てよう。
世界を見つめて、筆を執ること。
それは、痛みと恐怖に引き裂かれた自己を統合する、
スリリングな実験なのだ。

帯:文月悠光(詩人)


◆自分の身体を、自分のものとして取り戻すまでの物語

美大生のV.は画家K.のデッサンモデルになるが、K.はモデルとして採用したV.を一切見ずに絵を描き続ける。
「見られない」という逆説的な体験のなかで、V.は自分の身体イメージへの葛藤がうまれ、さらにその根底にある母娘関係と正面から向き合っていくことになる。
K.はなぜV.を見ずに描くのか……その謎が解けるとき、V.とK.はそれぞれの呪縛からも解き放たれる――。

[装幀画]ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス

[装幀]三橋光太郎

◆作品一部紹介
私はV.と書く、その方が楽だから。下向きにシュッ、上向きにシュッ、点。それでV.になる。痛くはない。(中略)私はK.とも書く、もうなぜなのかは説明しない。ただのK.、コンスタンティナスなどではない。一つの文字がどれほど多くを変えられるかは、驚くべきことだ。K.はK.であり、V.はV.だ。この世界には文脈はなく、青い花びらはなく、死を決意する者たちはなく、チュルリョーニスもなく、何もない。ただ文字と数字だ。こっちの方が早くて、簡単で、綺麗なのだから、そうしない理由はないはず。二人は人間でさえないかもしれない。
(「二〇二二年五月二十九日」より)

著者プロフィール

イエヴァ・マリヤ・ソコロヴァイテ  (イエヴァ マリヤ ソコロヴァイテ)  (

作家、生物学者。
1999年生まれ。ヴィリニュス大学で生物学の学士号、コペンハーゲン大学で生態学の修士号を取得。コペンハーゲン大学では菌類学研究室の研究助手としても勤務した。現在はヴィリニュス大学で哲学を学んでおり、主な関心は人新世の諸問題、多種的アセンブラージュ、関係論的存在論にある。
2018年以降、リトアニアの主要な文化誌にフィクション・ノンフィクションの作品を多数発表。国内外の文学コンクールやフェスティバルでも複数の受賞歴がある。
『デッサンモデル』は2024年に刊行された初の長編小説であり、「今年の本」小説部門の最終候補5作に選出された。また、第1回ロランダス・ラスタウスカス文学賞およびその年のリトアニアにおける最優秀長編小説に贈られるリュダス・ドヴィデナス年間賞を受賞した。

木村 文  (キムラアヤ)  (

リトアニア語翻訳者、博物館学研究者。
1993年、東京に生まれる。2022年、お茶の水女子大学大学院生活工学共同専攻後期博士課程修了。博士(学術)。現在は帯広畜産大学での教養教育とリトアニアの博物館の研究に従事する傍ら、リトアニア文学の翻訳の第一線で活躍している。
主な訳書に『オキナヨモギに咲く』(サロメーヤ・ネリス著、ふらんす堂、2024年)、『小石 ―ゲートにとざされた町のユダヤ人』(マリウス・マルツィンケヴィチウス作、汐文社、2025年)ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。