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暗闇の眼玉 高橋修宏(著) - ふらんす堂
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暗闇の眼玉 (クラヤミノメダマ) 鈴木六林男を巡る (スズキムリオヲメグル)

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発行:ふらんす堂
四六判
258ページ
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-7814-1720-2   COPY
ISBN 13
9784781417202   COPY
ISBN 10h
4-7814-1720-5   COPY
ISBN 10
4781417205   COPY
出版者記号
7814   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2025年3月21日
書店発売日
登録日
2025年2月27日
最終更新日
2025年3月18日
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紹介

◆六林男俳句の新しさ

鈴木六林男は戦場の砲弾の破片を体内に留めたまま「戦後」を生きた。その静謐な抒情、苛烈なリアリズムと社会批判、そして独自の「群作」と「季語情況論」―戦後俳句に鋭い異和として屹立しつづけた六林男俳句の可能性が、あらたな「戦前」かもしれぬ現在にあざやかに立ち上がる。
(井口時男)



本書は、鈴木六林男について二十年余りにわたり書きつづけてきた文章をまとめたものである。そのサブタイトルに「六林男を巡る」と記したのは、論稿ばかりでなくエッセイのような文章も配しているため、鈴木六林男という表現者をめぐって、たとえば遊歩(ベンヤミン)するようにどこからでも読んでいただければとの想いから付けたものである。
 (略)六林男を戦争俳句という範疇において、その評価を定説化しようとすると、はみ出してしまうものがある。あるいは、戦後の社会性俳句という状況において捉え返そうとすると、やはり違和感の方が優ってしまう。そんな六林男評価に付きまとう〈余剰〉や〈異和〉を、彼自身の句作行為の単独性として取り出してみること、そして〈戦後俳句〉と呼ばれるひとつの可能性の中心として考えてみることが、本書全体を通底するテーマであった。(著者)

著者プロフィール

高橋修宏  (タカハシノブヒロ)  (

1955年 東京都生まれ。現在、富山市在住。
1997年 鈴木六林男に師事。「花曜」に入会。
2000年 第7 回西東三鬼賞受賞。
2001年 第2 回現代俳句協会年度作品賞受賞。
2002年 第31回花曜賞受賞。第22回現代俳句評論賞受賞。
2003年 第32回花曜賞受賞。
2004年 第17回北日本新聞芸術選奨受賞。
2005年 第23回現代俳句新人賞受賞。
2006年 「 光芒」創刊に参加(2008年終刊まで編集人)。
2010年 俳誌「五七五」創刊。
2021年 令和三年度富山県功労表彰(文化)。

句集『夷狄』(2005年)、『蜜楼』(2008年)、『虚器』(2013年)。
評論集『真昼の花火 現代俳句論集』(2011年)、『鈴木六林男の百句』(2023年)。
詩集『水の中の羊』(2004年、北陸現代詩人奨励賞)など5冊。
共著『新現代俳句最前線』(2014年)ほか。

現在、俳誌「五七五」編集発行人、「豈」同人。
現代俳句評論賞(~2023年)、高志の国詩歌賞、口語詩句賞選考委員。現代俳句協会評議員、日本現代詩人会会員。

上記内容は本書刊行時のものです。