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ランスとロットのさがしもの
原書: Lance & Lot zoeken zich rot
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年10月15日
- 書店発売日
- 2019年10月15日
- 登録日
- 2019年5月31日
- 最終更新日
- 2024年2月5日
紹介
家族を探しに出かけた二人の騎士の冒険物語。
騎士のランスとロットは、いつもいっしょに世界中を旅したりして楽しく暮らしていました。でも、二人がお城に帰ってくると、そこは誰もいない静かで、空っぽで、寒い場所でした。二人は何かが欠けていると感じます。
そして、何日も考えた末、二人は子どもが欲しいと思いはじめ、家族を作る「冒険」に出発したのです。
二人の王子さまが恋して結ばれる『王さまと王さま』の作者が次に作った物語は、二人の父親が子どもに愛情を注ぐ、家族の愛のお話です。
前書きなど
訳者あとがきより
オランダの絵本『ランスとロットのさがしもの』(原題:Lance & Lot zoeken zich rot)の日本語版を全ての子どもたちに届けられることをとても嬉しく思います。
二人の王子さまが恋をして結ばれる物語『王さまと王さま』の次に、リンダさんが作ったこの絵本は、もう一つの愛のお話です。今回の絵本で描かれているのは、家族の愛です。
(中略)
この絵本が生まれたオランダは、2001年に世界で初めて同性婚が法的に認められた国です。これによって同性同士のカップルとその子ども、いわゆる「レインボーファミリー(にじいろかぞく)」は、法的な親子関係を結ぶ権利が保障されました。そうした家族は、日本ではまだ法的に認められていませんが、すでにこの国に存在し、生活しています。日本で暮らすにじいろかぞくは、お互いのサポートのために市民団体を立ち上げ、東京だけではなく地方でもイベントを開催したり、世界中のレインボーファミリー団体と連携したりしています。にじいろかぞくとその団体に共通しているのは、子どもの幸せを中心にして多様な家族のあり方とその子どもの権利を主張していることです。なぜなら、彼らは愛が家族を作ると知っているからです。
版元から一言
ランスとロットは二人でお城に暮らす騎士。でも、自分たちの暮らしには何かが足りません。悩んだ末、探しに出たものとはーー。
『王さまと王さま』の作者による、二人の騎士と家族と愛の物語。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。