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プーチンは何をしたかったのか? 寺谷弘壬(著/文) - アスコム
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プーチンは何をしたかったのか? (プーチンハナニヲシタカッタノカ)

社会一般
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発行:アスコム
新書判
272ページ
定価 1,360円+税
ISBN
978-4-7762-1280-5   COPY
ISBN 13
9784776212805   COPY
ISBN 10h
4-7762-1280-3   COPY
ISBN 10
4776212803   COPY
出版者記号
7762   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2023年3月8日
最終更新日
2023年3月20日
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紹介

ロシア研究60年の著者がQ&Aでズバリ回答!
妻に恐怖の「バンパイア」と言われたプーチンの真実!

●なぜウクライナに侵攻したのか?
●プーチンは病気なのか?
●プーチンは暗殺されるのか?
●妻、愛人、子どもは何人?
●プーチンは「共産主義者」なのか?
●なぜ金を自在に使えるのか?
●なぜソ連崩壊で失業したスパイが独裁者になれたのか?
●なぜたった10 年で権力のトップになれたのか?
●プーチンを取り巻くロシアンマフィアの正体は?
●自殺・他殺・事故死で失脚した権力者とは?
●プーチンの親戚は皆、金持ちなのか? ほか


いま、私は、はらわたが煮えくり返るほど怒っています。
絶望的に悲しい思いでもあります。
プーチン大統領のロシアが、隣国ウクライナへ理不尽に侵攻したからです。
一体、プーチンは何を考えているのでしょうか。
みなさんも、この疑問を抱き続けていることでしょう。
私は60年以上ソ連やロシアを研究し、現地にも何十回も訪れ、
そこに住む人々や文化のことも熟知しています。
60年以上、ずっと愛し、気にかけてきたのです。
本書では、日本ではほとんど知られていない情報も入れ込み、
かつQ&A形式でさまざまな疑問に端的に答えることで、
「プーチンは何をしたかったのか?」の解答に迫りました。
ウクライナやロシアに関心を寄せ、その現状を憂えるみなさんに、
いささかでも参考になれば、これほど嬉しいことはありません。(寺谷弘壬)

<目次>

◆第1章
プーチンは、何をしたかったのか?
──なぜクリミア併合、ウクライナ侵攻へ至ったか

◆第2章
プーチンとは、いったい何者なのか?
──スパイを夢見た少年時代、若き日の挫折、そして一大転機で権力者へ

◆第3章
どうやってロシア大統領になったのか?
──最高権力者まで上り詰めた疾風怒濤の4年間

◆第4章
権力者となったプーチンをとりまく人々
──政治を動かすオリガルヒ、愛すべき家族や親族

◆第5章
プーチンが築きあげた〝盗人支配〟と〝監視〟のシステムとは?
──クレプトクラットが盗み、シロヴィキが見張る

◆第6章
プーチンの支配はいつまで続き、どう倒れるのか?
──プーチンの哀れな末路と、ロシア再生への道

目次

はじめに

第1章 
プーチンは、何をしたかったのか?
──なぜクリミア併合、ウクライナ侵攻へ至ったか

Q1.プーチンはなぜ、ウクライナに侵攻したのか?
Q2.西側は財政支援・武器供与・経済制裁くらいしかできないのか?
Q3.ロシアは経済制裁にしぶとく持ちこたえているが、実際どうなのか?
Q4.クリミア併合で「不凍港」をおさえたことは、今回の侵攻と関係がある?
Q5.プーチンがウクライナを「攻めどき」と考えたのはなぜか?
Q6.プーチンの「キエフ大公国はウクライナでなくてロシアのルーツ」という発想が原因に?
Q7.なぜウクライナは政治腐敗が止(ルビ・や)まず、衰退の一途をたどったのか?
Q8.なぜウクライナは核を放棄してしまったのか?
Q9.米欧の生ぬるい対応が、プーチンを図に乗らせたのか?


第2章 
プーチンとは、いったい何者なのか?
──スパイを夢見た少年時代、若き日の挫折、そして一大転機で権力者へ

Q10.若き日のプーチンは何を目指していたのか?
Q11.プーチンは結婚して、家族がいる?
Q12.プーチンは「地味なスパイ」だった?
Q13.ベルリンの壁崩壊のとき、プーチンはどうした?
Q14.苦労続きのプーチンにとっての一大転機とは?
Q15.大胆になった90年代のプーチン、いったい何があった?
Q16.市庁勤めとマフィアがらみ会社役員の〝二足のわらじ〟をはいた重要人物とは?
Q17.プーチンに協力したロシア・マフィアたちとは?
Q18.マフィアからプーチンはどうやって身を守ったのか?
Q19.運転手も視野に入れていたプーチンはどのような就活をした?
Q20.「疑惑が残る」プーチンの博士論文とは?


第3章 
どうやってロシア大統領になったのか?
──最高権力者まで上り詰めた疾風怒濤の4年間

Q21.プーチンが頭角を現しはじめた当時、ロシアの状況は?  
Q22.大統領選を左右した「セミバンキルシチナ」(七人の銀行家)とは? 
Q23.エリツィン政権で資本主義の導入・民営化を進めた二人の高官とは? 
Q24.行政の中枢に戻ってきたプーチンは、どう動いたのか? 
Q25.プーチンがエリツィンに貸しをつくった一件とは? 
Q26.腐敗政治のなかで、プーチンがとった「かしこいポジション」とは? 
Q27.プーチンが短期間で首相まで駆け上がることができたわけは? 
Q28.首相の座に就いたプーチンが放った激烈な一手とは? 
Q29.ツイてる男、プーチンは大統領就任初期に何をおこなった? 


第4章 
権力者となったプーチンをとりまく人々
──政治を動かすオリガルヒ、愛すべき家族や親族

Q30.政治にも影響を及ぼすオリガルヒとは誰のことか?
Q31.プーチンを激怒させて逮捕収監されたロシア一の大富豪とは?
Q32.七人の銀行家のうち筆頭格の二人は、プーチン大統領に追い落とされた。残り5人は?
Q33.石油・天然ガスなどの資源支配で富を築いたオリガルヒとは?
Q34.マフィアと深く付き合った〝アルミ王〟とは?
Q35.プーチンに忠実なオリガルヒもいるのか?
Q36.研究や趣味から出発し、政治から距離をおくオリガルヒたちとは?
Q37.ウクライナ侵攻に黙っていられないオリガルヒもいる?
Q38.ロシア国内に反プーチンのオリガルヒはいるのか?
Q39.海外で「ロシア反戦委員会」を結成してプーチン批判をするオリガルヒは?
Q40.自殺・他殺・事故死?──つぎつぎ姿を消したオリガルヒとは?
Q41.妻が言った「プーチンはヴァンパイア」の意味とは?
Q42.プーチンの長女は何をしているのか?
Q43.もう一人の娘、次女は何をしている?
Q44.プーチンには何人の愛人がいるのか?
Q45.プーチンの親戚たちは、みんな大富豪なのか?
Q46.いとこの娘に炭鉱会社、その夫に州知事の地位、は本当か?
Q47.プーチンの名を利用する親戚は、やはりいるのか?


第5章 
プーチンが築きあげた〝盗人支配〟と〝監視〟のシステムとは?
──クレプトクラットが盗み、シロヴィキが見張る

Q48.プーチンを頂点とする「クレプトクラシー(盗人支配)」体制とは?
Q49.プーチンの秘書で石油会社の社長とは?
Q50.ガス会社と銀行のトップにすえた人物とは?
Q51.ロシアを牛耳る闇の一大勢力「オーゼロ組」って何?
Q52.なぜ「ロシア銀行」はプーチンの「個人銀行」になったのか?
Q53.どんどん企業のトップにしたお友だちとは?
Q54.プーチンに引き立てられて大儲けした元同僚のスパイたちとは?
Q55.プーチンの海外金庫番は有名なチェリストでハッカー好き?
Q56.傭兵部隊のワグネルを創設した「プーチンのシェフ」とは?
Q57.プーチンが支配する「シロヴィキ」とは?
Q58.ロシアの問題点は、KGBの同期・同窓で権力者を固めていること?
Q59.国防相、参謀総長、外相もシロヴィキの一員?
Q60.なぜメドヴェージェフ元大統領は、プーチンになめられっぱなしなのか?
Q61.プーチンは一応36年まで大統領ができる。それがメドヴェージェフの業績?


第6章 
プーチンの支配はいつまで続き、どう倒れるのか?
──プーチンの哀れな末路と、ロシア再生への道

Q62.ウクライナの戦争は、冷戦の継続なのか?
Q63.プーチンは「共産主義者」なのか?
Q64.なぜプーチンは、ロシア正教の比重を著しく増大させたのか?
Q65.プーチンの思想って何?
Q66.100年前の価値観で動いているプーチン。影響を与えている現代の哲学者や思想家は?
Q67.BRICSやユーラシア構想はプーチンの支えとなるか?
Q68.今後ロシアと組む国はあるのか?
Q69.ロシア軍、これからどうする?
Q70.プーチンの未来はどうなる?
Q71.今後、ウクライナとロシアはどのような形で対立していくのか?

著者プロフィール

寺谷弘壬  (テラタニヒロミ)  (著/文

1937年神戸市生まれ。1960年神戸市外国語大学ロシア語科卒、フルブライト全額支給生として米プリンストン大学大学院社会学部博士課程に学ぶ。プリンストン大学ロシア研究所研究員、コロンビア大学客員研究員、ネブラスカ大学大学院教授(リンカーンとオマハ)。ソ連にも留学し、ロシア、アメリカ、オーストラリア、韓国の大学などで教える。
日本では、青山学院大学(国際社会学)、慶應義塾大学(ロシア政治論)、明治大学(ソ連研究)、法政大学(上級ロシア語会話)、姫路獨協大学(国際関係論)、防衛研究所(ソビエト・ロシア論)などで教えた。
現在、D3C会長、国際比較研究所研究所長、青山学院大名誉教授。
著書に『数字は語るゴルバチョフの失敗』(新潮社)、『ロシアン・マフィア』(文藝春秋)、『暗殺国家ロシア―リトヴィネンコ毒殺とプーチンの野望―』(学研新書)、『ロシア・マフィアが世界を支配するとき』(アスキー・コミュニケーションズ)など多数。「現在用語の基礎知識』の「ソ連・ロシア」を30年以上担当した。

上記内容は本書刊行時のものです。