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出版者情報
はたらくみんなのニューロダイバーシティ
対話からはじまる「発達特性」あふれる組織改革論
- 初版年月日
- 2024年2月2日
- 書店発売日
- 2024年2月2日
- 登録日
- 2023年12月29日
- 最終更新日
- 2024年1月31日
紹介
ニューロダイバーシティ(脳の多様性)は、一人ひとりの脳や神経の違いを尊重し活かすための概念である。多様な人が集まり、一緒にはたらく場においてこそ必要なものではないだろうか。
この本では、組織や職場、ビジネスシーンにニューロダイバーシティを取り入れる。
まずは、組織のなかで出会うさまざまな人たちの特性や、おさえておくべきメンタルヘルスに関する知識について紹介する。さまざまな特性にまつわる職場のトラブルケースも交え、読者にダイバーシティへの理解を促しつつ、さらに、オープンダイアローグという対話の手法を使った相互理解の場をつくるための具体的なアイディアなど、組織がうまく機能するためのヒントも多くちりばめられている。
自分の特性で苦労を抱える人たちだけではなく、管理職や経営層など、一緒にはたらくみんなでみんなのダイバーシティについて考え、組織全体のパフォーマンスを上げるためのバイブル。
目次
はじめに
第1章 ニューロダイバーシティを理解する
1-1 ハッタツと他の障がいとの違い
1-1-1 ニューロダイバーシティ=発達障がいではない
1-1-2 ハッタツは定型発達者の中にもいる
1-2 発達特性とは何か?
1-2-1 発達障がいは病気ではない
1-2-2 発達特性の多様性
1-2-3 発達特性は誰にでもある
1-3 同調圧力とメンタルヘルス
1-3-1 同調圧力が引き起こすメンタル疾患
1-3-2 NOが言える安心で安全な職場
1-4 ハッタツのライフステージ
1-4-1 ありのままの自分を自己受容
1-4-2 諦めたから手に入るもの
第2章 職場にあふれるニューロダイバーシティ
2-1 ハッタツ×職場
2-1-1 20人に一人が発達障がい
2-1-2 マジョリティかマイノリティか
2-2 さまざまな特性って何?
2-2-1 完全無欠の人はいない
2-2-2 特性をポジティブに捉える
2-3 生きづらさの自己受容
2-3-1 ありのままの自分を受け入れる
2-3-2 生きづらさの正体
2-4 社会的環境要因と価値観
2-4-1 ヒエラルキーな社会構造
2-4-2 一人ひとりの価値観を理解する
第3章 職場のハッタツ・トラブル
3-1 発達「特性」が「障がい」になるとき
3-1-1 「普通」「当たり前」「常識」の押しつけ
3-1-2 五感のダイバーシティ
3-1-3 指導やアドバイスのはらむリスク
3-1-4 職場のトラブルと発達特性
3-1-5 自覚のない発達特性
3-2 ハッタツ・トラブルが起こらないために
3-2-1 マルチタスクを求めない
3-2-2 ダイバーシティと好相性のジョブ型雇用
第4章 職場に対話を導入する
4-1 オープンダイアローグとは
4-1-1 自助会という生の声が聞ける場所
4-1-2 オープンダイアローグ―対話の効果
4-2 職場におけるオープンダイアローグの実践
4-2-1 相互理解は対等な関係から
4-2-2 決定権は実行者本人
第5章 相互理解へのアプローチ
5-1 これから,はたらくあなたに
5-1-1 MustではなくWant
5-1-2 採用も相互理解の場
5-2 いま,はたらいているあなたに
5-2-1 自分で決めた目標
5-2-2 人間関係の悩みは尽きない
5-3 管理職をしているあなたに
5-3-1 効果的な情報共有は相互理解から
5-3-2 目指せ! 部下を管理しすぎない管理職
5-4 ハラスメント
5-4-1 法的な視点からみるハラスメント
5-4-2 ハラスメントに関わる人の声を集める
5-4-3 オープンダイアローグは手軽な組織改革
5-5 本当に必要な配慮とは
5-5-1 インクルーシブ社会は全人類のため
5-5-2 本当に必要な配慮を知るための対話
5-5-3 平等ではなく公平の視点
5-6 関与者であり続ける
5-6-1 加害者と被害者,そして傍観者
おわりに
本書の意義,あるいは僕としーやんといきいきムーン:横道誠
上記内容は本書刊行時のものです。