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出版者情報
【増補決定版】「自己決定権」という罠
ナチスから新型コロナ感染症まで
発行:現代書館
四六判
376ページ
定価
2,600円+税
- 書店発売日
- 2020年12月25日
- 登録日
- 2020年11月26日
- 最終更新日
- 2020年12月15日
紹介
旧版から約二〇年、「自己決定権」と「自己決定」は今や当たり前のものになった。しかし、その問題性は見えにくい形でますます広がっている。本書では、「自己決定権」が医療や福祉でどのように作用しているか、近年喧伝される「人間の尊厳」という言葉がいかに巧妙に作用しているかを考えた。
増補決定版にあたり、これら全ての問題が噴出した出来事として、「相模原障害者殺傷事件」「新型コロナ感染症」を詳論。
目次
・序 章 「自己決定権」とは何か
・第1章 私はなぜ自己決定権を認めないのか
・第2章 自己決定と自己決定権はどう違うのか
・第3章 自己決定権と福祉国家の行方
・第4章 死をめぐる感性、批判をめぐる感性
・第5章 ノンと言いつづけることの重要さについて
・終 章 自己決定権批判の課題はどこにあるのか
・増補第1章 「自己決定権」をめぐる二〇一八年の状況
・増補第2章 鏡としての「相模原障害者殺傷事件」
・増補第3章 新型コロナ感染症禍の現在を抉る――「新日本零年」に向けて
上記内容は本書刊行時のものです。