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ありふれたものの変容
芸術の哲学
発行:慶應義塾大学出版会
四六判
372ページ
上製
定価
4,600 円+税
5,060 円(税込)
- 初版年月日
- 2017年10月1日
- 書店発売日
- 2017年10月21日
- 登録日
- 2017年9月5日
- 最終更新日
- 2017年10月20日
紹介
芸術の定義への、壮大な思弁的企て
▼1960年代初め、アンディ・ウォーホルの《ブリロ・ボックス》が「芸術」として提示されたとき、
このような、平凡なものと区別のつかないアート作品の出現が、新しい芸術の理論を要請した。
本書は、その理論的構築のために捧げられた、20世紀美学最大の成果である。
▼ダントーは、芸術の理論に属するものを、伝統的にそれと混同されてきたものから区別しようと試みる。
そして、芸術の表象を独自に解釈し、メタファー、表現、様式を体系的に説明する。
ウォーホル、リキテンスタイン、ブリューゲル、ボルヘス、カポーティ……豊富な例を引きながら、
なぜ「ありふれたもの」が「芸術」に変容したのか、芸術をどのように定義できるのか、哲学的に明らかにしていく。
目次
序文
謝辞
第一章 芸術作品と単なる現実のもの
第二章 内容と因果関係
第三章 哲学と芸術
第四章 美学と芸術作品
第五章 解釈と同定
第六章 芸術作品と単なる表象
第七章 メタファー、表現、様式
訳者解説
索引
上記内容は本書刊行時のものです。