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美術の森の番人たち
発行:求龍堂
四六判
240ページ
定価
2,800円+税
- 書店発売日
- 2020年10月14日
- 登録日
- 2020年8月25日
- 最終更新日
- 2020年8月25日
書評掲載情報
2021-01-10 | 産經新聞 朝刊 |
2020-12-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: 横尾忠則(美術家) |
2020-12-20 | 読売新聞 朝刊 |
2020-12-05 |
朝日新聞
朝刊 評者: 横尾忠則(美術家) |
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紹介
著者・酒井忠康(現世田谷美術館館長)が、学芸員としての第一歩を踏み出した神奈川県立近代美術館時代から始まり、56年にも及ぶ美術館での仕事を通じて出逢った、多くの忘れがたき人々。
本書では、美術界を「美術の森」と呼び、を豊かで風通しのいい世界にしたいと、自分の持ち場で思い切り力を発揮した、美術館や画廊や美術系大学で仕事をもった人、新聞・雑誌の記者や編集者、美術評論家の中から、今は亡き35人を選び、それぞれの人達への追言葉として語られている。
著者との交流の中に滲む人間味溢れる人となりや生き様を、温かなまなざしで捉えた人物スケッチのような、心に残る名エッセイ集。
目次
はじめに
序―美術の森の番人となる
Ⅰ
佐々木静一と海と美術史
柳生不二雄さんのこと
感受性の庭―大河内菊雄
井関正昭―日伊文化交流の一隅
朝日晃氏を偲んで
追悼―弦田平八郎
実証の人―陰里鉄郎
懐かしい人―匠秀夫
Ⅱ
批評の妙術―河北倫明
調整の人―嘉門安雄
中山公男―美術史にあそぶ
大島清次氏の横顔
三木多聞氏を偲んで
木村重信氏の手紙
宮川寅雄―励ましの言葉
針生一郎氏を悼む
東野芳明―「ぼくらの問い」に応えて
瀬木慎一―「美術社会学」と称して
中原佑介―創造のための批評
山口昌男―測りようのない物差し
芳賀徹氏を偲んで
Ⅲ
田中幸人―感性の祖形
米倉守―人生をもう一芝居
岡田隆彦―浸透する感性
浜田剛爾氏を悼む
山岸信郎―「モノ派」の発祥、他
石原悦郎氏を偲んで
和多利志津子―秘めたパトス
遅れた訪問―伊藤文吉
遠い日の記憶―中田健介
宛てのない手紙―中原悌二郎賞と齋藤傑
桜井武氏を偲んで
Ⅳ
菅沼貞三―学問の肌合い
八代修次―講義の着物を脱いで
片影―海津忠雄
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。