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シシリー・ソンダース,ケアを語る シシリー・ソンダース(著) - 北大路書房
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シシリー・ソンダース,ケアを語る (シシリー・ソンダースケアヲカタル) 私のスピリチュアリティ (ワタシノスピリチュアリティ)
原書: WATCH WITH ME: Inspiration for a Life in Hospice Care

哲学・宗教
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発行:北大路書房
四六判
160ページ
上製
定価 2,500円+税
ISBN
978-4-7628-3189-8   COPY
ISBN 13
9784762831898   COPY
ISBN 10h
4-7628-3189-1   COPY
ISBN 10
4762831891   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3047  
3:専門 0:単行本 47:医学・歯学・薬学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年5月20日
書店発売日
登録日
2022年3月31日
最終更新日
2023年2月1日
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書評掲載情報

2023-02-04 図書新聞  第3577号
評者: 竹之内裕文氏(静岡大学未来社会デザイン機構教授)
2022-11-17 緩和ケア    2022年11月号(Vol.32 No.6)
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紹介

近代ホスピス運動の創始者の<ケア>の思想とは?
人生における主だった出来事やスピリチュアルな生活と,ケア倫理の間の関係とは?

シシリー・ソンダース(1918‐2005)が最晩年に出版した「自叙伝」ともいうべき自選論文集,待望の邦訳。セント・クリストファー・ホスピス設立直前の47歳の講演から亡くなる2年前の85歳の講義まで,5つの論文を通して,約40年間の思索の軌跡を辿る。「福音主義的なキリスト教の出発点」から,人間性、相互主観性,そして苦しみの意味を理解するための努力を含む,「より広い宗教的・精神的な視点」へと,彼女がどのように導かれてきたかを生き生きと伝える。

■主な目次
第1章 私と共に目を覚ましていなさい Watch with Me(1965)
第2章 信 仰            Faith(1974)
第3章 死と向き合うこと       Facing Death(1984)
第4章 私の治療的旅         A Personal Therapeutic Journey(1996)
第5章 主を思いなさい        Consider Him(2003)

目次

まえがき

第1章 私と共に目を覚ましていなさい Watch with Me(1965)
 セント・クリストファーの理想と目的
 「技術だけでなく思いやりも」
 「死にたくない」
 そこにいること
 人類すべてのコミュニティ
 古い真実を再解釈する
 象徴と宗教的儀式を通して
 「私の鞄は用意できた……」
 ……沈黙すること、聴くこと、そこにいること

第2章 信 仰            Faith(1974)

第3章 死と向き合うこと       Facing Death(1984)

第4章 私の治療的旅         A Personal Therapeutic Journey(1996)
 ブロンプトンカクテル
 少しずつ自信をつけて
 積極的なトータルケアの重要性
 私たちはホストだった

第5章 主を思いなさい        Consider Him(2003)

解説 シシリー・ソンダースと三枚の絵

訳者あとがき
索引

著者プロフィール

シシリー・ソンダース  (ソンダース シシリー)  (

シシリー・ソンダース(Cicely Saunders)
1918年6月22日、同胞3人第一子ひとり娘として、ロンドン北部で生まれる。父親の不動産業者としての成功により、家族は物質的に恵まれた中産階級の生活を送った。1938年、政治学、哲学、そして経済学を学ぶために、オックスフォード大学に入学。1940年11月、学業を一時中断し、ロンドンのナイチンゲール看護学校セント・トマス校において戦時看護師となる。しかし、1944年に背中の持病により看護師として「免役」されたため、すぐにオックスフォードに戻って学術的研究をし、同年に公衆社会管理学戦時学位を賦与された。その後、アルモナー(現在のソーシャルワーカー)としての訓練を受け、セント・トマス病院勤務。その後、ボランティアとして、ベイズウォーターにある死にゆく人のためのホーム、セント・ルカ(St Luke’s)で働き、1952年に医学部入学。39歳で医師免許取得。1958年には、セント・メリー医学校研究員として、セント・ジョセフ・ホスピスでの研究を開始。1967年夏に、セント・クリストファー・ホスピスを開設し、以後18年にわたって医療部長を務める。その貢献によって、宗教領域における顕著な貢献に対するテンプルトン賞(1981年)やメリット勲章(1989年)など多数受賞。1980 年には、画家であるマリアン・ブフーズ- ジスコと結婚。2000年にはセント・クリストファー・ホスピス会長の立場を下り、理事長/創設者の役を引き受け、ロンドンのキングス・カレッジ内のシシリー・ソンダース財団の発展を支援した。2002年に、乳がんになり、病態が悪化すると、彼女はやすらぎを得て、2005年の初春にはセント・クリストファーのナフィールド棟の一室に移った。2005年7月14日他界。

デイヴィッド・クラーク  (クラーク ディヴィッド)  (

デイヴィッド・クラーク(David Clark)
グラスゴー大学名誉教授(医療社会学)。2003年にランカスター大学でInternational Observatory on End of Life Care を設立し、緩和ケアの歴史と世界的発展に幅広い関心を寄せている。シシリー・ソンダースの生涯と仕事に長年関心を持ち、すでに彼女の書簡集や論文集を編集刊行している。近著にTransforming the Culture of Dying: The Works of the Project on Death in America(Oxford University Press, 2013)やTo Comfort Always: A History of Palliative Medicine Since the Nineteenth Century(Oxford University Press, 2016)がある。「終末期におけるグローバルな介入(Global Interventions at the End of Life)」と題した研究でウェルカム・トラスト研究者賞を受賞し、2017年には終末期医療研究への貢献により女王陛下よりOBEを授与された。

小森 康永  (コモリ ヤスナガ)  (

小森康永(こもり・やすなが)
1985年 岐阜大学医学部卒業
1990年 Mental Research Institute 留学
現 在 愛知県がんセンター精神腫瘍科部長
〈主著・訳書〉
『緩和ケアと時間』(単著)金剛出版 2010年
『ディグニティセラピーのすすめ』(共著)金剛出版 2011年
『はじめよう! がんの家族教室』(編) 日本評論社 2015年
『手作りの悲嘆』(共訳)北大路書房 2019年
『がんと嘘と秘密』(共著)遠見書房 2022年

上記内容は本書刊行時のものです。