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民家造 安藤 邦廣(著/文) - 学芸出版社
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【利用不可】

民家造 (ミンカヅクリ) 素材を生かす技、暮らしを映すかたち

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発行:学芸出版社
A5判
縦210mm
192ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7615-2452-4   COPY
ISBN 13
9784761524524   COPY
ISBN 10h
4-7615-2452-9   COPY
ISBN 10
4761524529   COPY
出版者記号
7615   COPY
Cコード
C0052  
0:一般 0:単行本 52:建築
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2009年2月
書店発売日
登録日
2019年8月2日
最終更新日
2019年8月2日
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紹介

民家は地域的多様性が大きく、これまで一つの住居様式として定義づけられてこなかった。著者は他の住居様式との関係、東アジア地域の居住文化との比較から民家の成立要因を探り、日本の民家に普遍的に存在する技術的、形態的特質を浮き彫りにする。民家造と名づけたその技術やつくりから、民家の新しい見方を提示する。

目次

民家造序説

【前編】  素材を生かす技
クリ――生き続ける縄文の智恵
マツ――民家を支えた農耕生活の要
スギ――軽く透ける建築の主役
竹――風を通す技と意匠
樺、檜皮、杉皮――樹皮に眠る力
茅――万代(よろずよ)まで尽きることのない材料
藁――植物資源の究極の循環利用
土――木を補い助ける力と技
部材の再利用――伝統的民家構法の原則

【後編】  暮らしを映すかたち
オダチとサス――屋根に受け継がれた古代のかたち
土間、板の間、座敷――民家の普遍的な間取り
いろり、かまど、火鉢――薪と炭の使い方
縁と引き戸――四季を楽しむ暮らし方
窓と格子――身を守る構え、自然に向きあうかたち
障子と紙――暖かさと涼しさを操る建具
甲屋根――天の虫が開けた窓
曲屋――草の循環を高めた馬の力
板倉と土蔵――暮らしを守る材料の使い方

著者プロフィール

安藤 邦廣  (アンドウ クニヒロ)  (著/文

1948年宮城県生まれ。1973年九州芸術工科大学芸術工学部環境設計学科卒業。東京大学工学部建築学科助手を経て、現在、筑波大学大学院人間総合科学研究科教授、建築家。
著書に『茅葺きの民俗学』(はる書房、1983年)、『住まいの伝統技術』(共著、建築資料研究社、1995年)、『現代木造住宅論』(INAX出版、1995年)、『職人が語る「木の技」』(建築資料研究社、2002年)、『住まいを四寸角で考える』(学芸出版社、2005年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。