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みえないもの
発行:柏書房
四六判
240ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2025年4月12日
- 登録日
- 2025年3月20日
- 最終更新日
- 2025年4月14日
紹介
「最初に『何かすごい』と思い、それがずーーーーーっと止まらず、一冊全部がそうだった。」
――斎藤真理子(翻訳家)
デビュー作『優しい地獄』で読書界に衝撃を与えた、ルーマニア出身の文化人類学者イリナ・グリゴレ、最新作。
娘たちと過ごす青森の日々。ふとよみがえる故郷ルーマニアの記憶。そして、語られてこなかった女たちの物語――。
「彼女の人生をスクリーンのようなものでイメージとして見せられたら、彼女の語らなかったことが見えて、あの夜ニュースを見た人たちも彼女を理解できたかもしれない」(本書より)
虚実を超えて、新たな地平を切り開く渾身のエッセイ。
今までに書かれたどんな日本語よりも、鮮烈なことばをあなたに。
目次
■コロナくんと星の埃
■鬼は来ない日も来る
■蛍が光る場所
■逃げたパン
■天王星でルビーの雨が降っている
■団地ラボラトリー
■ダンゴムシに似ている
■ナメクジの世界
■野良犬
■ドリームタイム
■綿飴、いちご飴とお化け屋敷
■きのこ雲
■狼が死んでいた
■死んでも生きる
■葡萄の味
■結婚式と葬式の間
■ゴダールが死んだ年に
■みえないもの
■何も意味しないとき、静かに朝を待つ
■何も意味しないとき、燃えている森の中を裸足で歩いて、静かに朝を待つ
■卵を食べる女
■蜘蛛を頭に乗せる日
■初恋と結婚した女
■Ghosted
■果実の身代わり
■あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。