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パリの二つの相貌 マリオ・プラーツ(著) - ありな書房
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パリの二つの相貌 (パリノフタツノソウボウ) 建築と美術と文学と (ケンチクトビジュツトブンガクト)
原書: I viaggi dell’erudito I, DUE VOLTI DI PARIGI: Architettura, Arte e Letteratura

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発行:ありな書房
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ14mm
重さ 380g
192ページ
並製
価格 2,400円+税
ISBN
978-4-7566-2385-0   COPY
ISBN 13
9784756623850   COPY
ISBN 10h
4-7566-2385-9   COPY
ISBN 10
4756623859   COPY
出版者記号
7566   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2023年5月15日
書店発売日
登録日
2023年4月3日
最終更新日
2023年10月6日
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紹介

プラーツは紛れもない「旅する人」であった。マリオ・プラーツが生涯で書き残したエッセイ/論考のなかでもっとも美しい文章は、古都プラハを描写したものである。「チェコスロヴァキアのディイェ(ターヤ)川流域の原始林におおわれた湿地には白鹿が棲んでいる。この動物は臆病で人前に姿を見せないので、この場所を訪れる人びとはその存在に想いをめぐらせるだけで満足しなければならない。……しかしこの珍しい動物とめぐりあう幸運に恵まれなくても、この森はもうひとつのかけがえのない経験を秘めている。この森は物質の変容という法則を学ぶことのできる、世界でも四、五箇所しかない場所のひとつなのである。木の葉は落ちるがままで、腐敗し、新たな生命へと変容する」(『官能の庭』所収)。この華麗な筆致による、しかも詳細な記述は、彼が実際にプラハを丹念に「歩いて、見た」ことをわれわれに推測させる。その碩学が同じように、パリを、折々のイタリアを、逍遙し、夢/幻、夢想/幻想のあわいに成立する芸術の始原へと誘う珠玉のエッセイ集!

目次

プロローグ 旅するマリオ・プラーツ
  第1部 パリの光景
白いパリ
パリの二つの相貌
一九世紀の傑作としてのパリ
ルーブル美術館のイタリア絵画
パリの展覧会
  第2部 イタリアの印象
ロマーニャ探訪
ヴェネツィアの匂い
エミーリアの一〇月
ローマの香り
カプリ再訪
カターニャをめぐる変奏
シチリアの感覚
エピローグ 夢想するマリオ・プラーツ

人名・作品名 索引

前書きなど

プラーツは紛れもない「旅する人」であった。マリオ・プラーツが生涯で書き残したエッセイ/論考のなかでもっとも美しい文章は、古都プラハを描写したものである。「チェコスロヴァキアのディイェ(ターヤ)川流域の原始林におおわれた湿地には白鹿が棲んでいる。この動物は臆病で人前に姿を見せないので、この場所を訪れる人びとはその存在に想いをめぐらせるだけで満足しなければならない。……しかしこの珍しい動物とめぐりあう幸運に恵まれなくても、この森はもうひとつのかけがえのない経験を秘めている。この森は物質の変容という法則を学ぶことのできる、世界でも四、五箇所しかない場所のひとつなのである。木の葉は落ちるがままで、腐敗し、新たな生命へと変容する」(『官能の庭』所収)。この華麗な筆致による、しかも詳細な記述は、彼が実際にプラハを丹念に「歩いて、見た」ことをわれわれに推測させる。その碩学が同じように、パリを、折々のイタリアを、逍遙し、夢/幻、夢想/幻想のあわいに成立する芸術の始原へと誘う珠玉のエッセイ集!

著者プロフィール

伊藤 博明  (イトウ ヒロアキ)  (訳者

専修大学文学部教授/イタリア思想史

金山 弘昌  (カナヤマ ヒロマサ)  (訳者

慶應義塾大学文学部教授/イタリア美術史

新保 淳乃  (シンボ キヨノ)  (訳者

武蔵大学文学部講師/イタリア美術史

伊藤 博明  (イトウ ヒロアキ)  (監修

専修大学文学部教授/イタリア思想史

石井 朗  (イシイ アキラ)  (企画構成

表象芸術論

上記内容は本書刊行時のものです。