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叡智のアルストピア 伊藤 博明(責任編集/著) - ありな書房
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叡智のアルストピア (エイチノアルストピア) オリエントから、そしてすべては、イタリアへ (オリエントカラソシテスベテハイタリアヘ)
原書: Collectio artium Italicarum VI, ARSTOPIA SAPIENTIAE: Ex Oriente Omnia ad Italiam

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発行:ありな書房
A5判
縦148mm 横210mm 厚さ18mm
重さ 480g
276ページ
上製
価格 4,800円+税
ISBN
978-4-7566-2283-9   COPY
ISBN 13
9784756622839   COPY
ISBN 10h
4-7566-2283-6   COPY
ISBN 10
4756622836   COPY
出版者記号
7566   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年12月20日
書店発売日
登録日
2022年11月17日
最終更新日
2022年12月26日
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紹介

本書『叡智のアルストピア』であつかわれるテーマは、エジプトから叡智とともに伝わったベルニーニによる《象のオベリスク》とイタリアにおけるエジプト熱、そして新しい科学の発見にともなう知見を映すベルニーニの《アポロンとダフネ》とガリレオの宇宙論、オリエントに由来する膨大な薬草術で病と人びとを治癒する修道女たち、ルネサンス後期にはじめて演じられたオペラの舞台美術で一世を風靡したビビエーナ一族と美術との関係、イギリスの貴族たちのグランド・ツアーの珍品蒐集と絵画コレクションをアレンジした当時の旅行案内書を通してイタリアの芸術と叡智の伝播と広がり、などである。そしてそれらの創造的営為と、それらの起源と展開と伝播(外延)を通して、アルス(芸術)が本来有しているべき叡智(内包)を明らかにすることを目指している。
 シリーズ「イタリア美術叢書」は、初期ルネサンス、盛期ルネサンス、マニエリスム、バロック、新古典主義と、いわゆる「美しいアルス」(fine arts, beaux-arts, schönen Künste)、すなわち美術を主たる対象として読み解いてきた。それに加え、本書『叡智のアルストピア』においては、これまでの「アルストピア」に、さらなる内容的拡張が二つの観点から企てられている。そのひとつは、アルストピアという言葉が意味する内的な観点からであり、アルスの原義がもっているより広い意味を生かそうとするものである。もうひとつは、アルトピアという概念が帯びる外的な観点からであり、歴史的・社会的なコンテクストを十分に踏まえようとするものである。
 シリーズ「イタリア美術叢書」の各タイトルに付された「アルストピア」(Arstopia)とは、ラテン語の「アルス」と「トピア」からなる造語である。アルスは、英語の「アート」すなわち「芸術」を、「トピア」は、ギリシア語の「トポス」がもつ含意を生かし、「アルスの(ある)場所(トピア)」という意味をもたせている。

目次

プロローグ マンテーニャのタロット──文化の伝承(translatio)と混淆(contaminatio)をめぐって  伊藤博明
第1章 一七世紀ローマのエジプトマニア──サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ広場のオベリスクをめぐって  伊藤博明
第2章 ベルニーニとガリレオ──盛期バロック美術と科学革命の関係  金山弘昌
第3章 薬剤師は修道女──近世イタリアの医薬と処方箋 新保淳乃
第4章 一八世紀ヴェネツィアの舞台美術──ビビエーナ一族の革新とその影響  金沢文緒
第5章 珍品蒐集から絵画コレクションへ──一七世紀イングランドのイタリア旅行案内  松田隆美
エピローグ アルストピアの圏域──歴史・社会・文化  伊藤博明

人名索引

著者プロフィール

伊藤 博明  (イトウ ヒロアキ)  (責任編集/著

専修大学文学部教授/イタリア思想史

金山 弘昌  (カナヤマ ヒロマサ)  (

慶應義塾大学文学部教授/イタリア美術史

新保 淳乃  (シンボ アヤノ)  (

武蔵大学文学部講師/イタリア美術史

金沢 文緒  (カナザワ フミオ)  (

岩手大学教育学部准教授/イタリア美術史

松田 隆美  (マツダ タカミ)  (

慶應義塾大学文学部教授/イギリス文学

石井 朗  (イシイ アキラ)  (企画構成

表象芸術論

上記内容は本書刊行時のものです。