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女性の表象学
レオナルド・ダ・ヴィンチからカッリエーラへ
原書: Exploratio Imaginum V SCIENTIA REPRAESENTATIONIS FEMINAE Ex Leonardo da Vinci ad Rosalba Carriera
発行:ありな書房
A5判
縦216mm
横155mm
厚さ18mm
重さ 480g
240ページ
上製
定価
4,500円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2015年1月
- 書店発売日
- 2015年1月27日
- 登録日
- 2015年1月22日
- 最終更新日
- 2015年1月22日
紹介
レオナルド・ダ・ヴィンチの宇宙照応の美しく微笑む女性の姿に、ティツィアーノの描く聖俗二態の誘うかのような女性の姿に、カラヴァッジョの描く虚ろでマネキンのような女性の姿に、アルテミジアの描く表情豊かに裸体を誇示する女性の姿に、そしてカッリエーラの描く彩り細やかな女性の姿に、ルネサンスからバロック、そして18世紀ヴェネツィアへ、これらの芸術家が創造した華麗なる女性表象を解剖し、それらの創造の秘跡を探検する!
目次
ジネヴラの眼差し、モナ・リザの微笑み──レオナルド・ダ・ヴィンチの女性肖像 金山弘昌
ティツィアーノ《聖愛と俗愛》における観者、結婚、花嫁のセクシュアリティ 足達薫
カラヴァッジョの「無関心」、アルテミジアの「不愉快」──ローマの初期バロックにおける女性像と男性像 吉住磨子
ロザルバ・カッリエーラ──一八世紀ヴェネツィアのオルナメント 金井直
註
解題 イタリア近世/近代美術における女性表象 金井直
人名索引
前書きなど
本書を構成する四つの章は、それぞれレオナルドの《モナ・リザ》、ティツィアーノの《聖愛と俗愛》、カラヴァッジョとジェンティレスキの《ホロフェルネスの首を刎ねるユディット》そしてカッリエーラの《自画像》などをとりあげながら、イタリア美術史を彩る女性表象の特質と魅力を説くものである。章ごとに読み分けていただいてもよいが、眼差しや婚姻、画家の女性観や職業画家としての女性といった観点から、複数の章をつなぎつつ縦覧していただくのも好ましい。一五世紀から一八世紀にかけての女性表象の多様が、むろん、網羅的とはいかないが、印象的なかたちで示されよう。
上記内容は本書刊行時のものです。