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創造的な高齢者介護 アンネグレット・キャンプス(著) - イザラ書房
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創造的な高齢者介護 (ソウゾウテキナコウレイシャカイゴ) シュタイナーの人間観に基づく介護の現場から
原書: Pflegemodell "Schopferisch pflegen" Anthroposophie in der Praxis

哲学・宗教
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発行:イザラ書房
A5判
256ページ
並製
定価 2,300円+税
ISBN
978-4-7565-0147-9   COPY
ISBN 13
9784756501479   COPY
ISBN 10h
4-7565-0147-8   COPY
ISBN 10
4756501478   COPY
出版者記号
7565   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年12月25日
書店発売日
登録日
2020年2月25日
最終更新日
2022年12月6日
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紹介

シュタイナーの人間観に基づく介護の現場で長年の実践を通して理想の介護を模索してきた介護者による実践の書。高齢期を迎える方、高齢期を過ごしている方、介護している方、すべての方の力になる本です。

目次

目次                

編者による序
人智学を基にした介護モデルの背景
人智学を基にした介護モデル
学問領域からみた介護モデル
介護モデル転用における実践の重要性

第一章 人智学の人間像 

1.人間の四つの構成体
  物質としての肉体
  生命体(エーテル体)
  感情体(アストラル体)
  自我
2.眠りの本質
3.三分節構造の基本概念
  精神、心、体
4.有機体としての人間の機能的三分節構造
  神経‐感覚系
  代謝‐四肢系
  循環‐リズム系
  思考、感情、行動
5.十二感覚論
     肉体的感覚(触覚、生命感覚、自己運動感覚、平衡感覚)
     社会的感覚(嗅覚、味覚、視覚、熱感覚)
     精神的感覚(聴覚、言語感覚、思考感覚、自我感覚)


第二章 介護に関わる人智学の構想 

1.人間と環境
  物質としての肉体とその環境
  生命体とその環境
  感情体とその環境
  自我とその環境
2.人生の歩みの記録
3.第一の21年間(誕生から21歳 身体の発達)
  第一 7年期 誕生から7歳まで
  第二 7年期 7歳から14歳まで
  第三 7年期 14歳から21歳まで
4.第二の21年間(21歳から42歳 心の発達
  第四 7年期 21歳から28歳まで ― 感情(感覚魂)の発展
  第五 7年期 28歳から35歳まで ― 理解力(悟性魂)の発展
  第六 7年期 35歳から42歳まで ― 意識(意識魂)の発展
5.第三の21年間(42歳から63歳 精神の発達)
6.高齢期
  高齢期の肉体
  高齢期の生命力
  高齢者の心
  高齢者が持つ傾向
     老化プロセスにおける特別な現れ方
     構成体の多様な状況
     高齢者の存在が意味すること
7.健康
  身体の健康
  心の健康
  精神の健康
8.病
  身体の病
  心の病
  精神の病
9.病と運命
10.繰り返される地上の生
  地上での人生
  死後の肉体
  死後の生命体
  死後の感情体
  死後の自我と新たな受肉への衝動
  新たな受肉への準備
  再び、地球への道
11.介護の理解
第三章 人智学を基にした介護モデルを介護計画に応用するための助言
    モニカ・クローヴィンケルによる〝日常生活活動と実存体験の概念モデル(AEDL)〟を例に 

介護モデルを実践に応用するために
    1.意思の疎通
    2.動き
    3.生命機能の保持
    4.自分自身のケア
    5.飲食
    6.排出
    7.衣服の着脱
    8.休息、くつろぎ、睡眠
    9.作業への取り組み
    10.性の意識と自己認知
    11.安全で支援的な環境への配慮
    12.社会的関係の形成と、その領域の保持
    13.人生の実存体験への取り組み
あとがき
参考文献
プロフィール

前書きなど

老いること
死ぬことを
怖れない。

二〇一三年秋に、ドイツのシュトゥットガルトにある高齢者ホーム〈ハウス・モーゲンシュターン〉の施設長であるザビーネ・リンガーさんをお招きして、東京で講座と講演会を開催いたしました。
講座の最後に、ザビーネさんが皆さまの前で、「人智学に基づく介護を実践してきた、私の三人の友人が書いた本です」と、私に手渡してくださったご本を、ようやく翻訳出版できます。
九年もの長い間、本当にお待たせいたしました。諦めずにお待ちくださった皆さまに本書をお届けできますことを、心より嬉しく感謝いたします。
また、シュタイナーが打ち立てた〈人智学〉に基づいて書かれた書籍を、初めて手にされた皆さま、はじめまして! 目次をご覧になって「人智学の人間像?」「十二感覚論… 人間に備えられている感覚は五つではなかったの?」「人生の歩みの記録…それが介護に関係するの?」「繰り返される地上の生…私は人間が生まれ変わるとは考えていないのだけど!」などなど、訝しく思われた方、本を棚に戻すのは少し待っていただけないでしょうか!
本書には、皆さまにとって馴染みのない考えや、耳慣れない文言が多く書かれていることと思います。けれどもその多くは、皆さまが日ごろ無意識に考えていることや感じていること、また疑問に思っている多くのことに答えてくれるものと、私は経験を通して確信しております。

人智学共同体「ひびきの村」創始者 大村祐子

著者プロフィール

アンネグレット・キャンプス  (アンネグレット キャンプス)  (

1951年生まれ。高齢者介護の常設養成機関にて看護士として勤務。高齢者介護養成所カリキュラム委員会の協働者も務める。『眠り ―他の世界への入り口― テキストと詩』(ウーラッハハウス2001年)の著者であり継続養成クラス“介護における導き”の講師。

神田純子  (カンダジュンコ)  (翻訳

京都出身。東京学芸大学大学院修士課程(教育学専攻)修了後、渡独。1988年から1900年にかけて、シュトゥットガルトのヴァルドルフ教員養成ゼミナールで学ぶ。3人の子どもはシュタイナー学園(神奈川県相模原市)を卒業。現在は同学園でオイリュトミー授業の伴奏やライアー演奏の指導を担当。子どもの成長段階や季節の巡り、人生の大切な節目に寄り添う音楽に携わる。

大村祐子  (オオムラユウコ)  (監訳

1945年生まれ。カリフォルニア州サクラメントのルドルフ・シュタイナー・カレッジで学んだ後、シュタイナー学校、シュタイナー・カレッジで教える。1998年帰国し、北海道でシュタイナーの思想を実践する日本で初めての人智学共同体「ひびきの村」を始める。現在、千葉県 季美の森で執筆、講座、講演等の活動を続ける。『私の話を聞いてくれますか』(本の木)など著書多数。

上記内容は本書刊行時のものです。