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間隙を思考する
グリッチ・コミュニズムの方へ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年12月15日
- 書店発売日
- 2024年12月18日
- 登録日
- 2024年10月11日
- 最終更新日
- 2024年12月22日
紹介
ヒップホップ、パレスチナ、クィアな身体、映画のスクリーン、物語るオブジェ、叛乱する群衆たち……同じものの狭間で立ち上がり、異なるものの共通性を鳴り響かせる、グリッチ=ノイズの政治哲学。充実の文献案内付き。
目次
はじめに グリッチ・ノイズ――間隙にあるものは何か 7
Part 1 間隙のリアリズム 12
二つのマインドのあいだで(1) ――Nas/ジェイ-Z 19
二つのマインドのあいだで(2) 29
二つのマインドのあいだで(3) ――Time is Illmatic 29
生世界/死世界――パレスチナと私のあいだで39
いくつもの帰郷の物語 48
ヒトはなぜ歌うのか 57
黒い方舟を追って 65
ナルシシズムのラディカル化のために 75
Part 2 間隙のコミュニズム
表象と表象ならざるもの 86
諸身体はいかに接続されるか(1)――フォーディズム 94
諸身体はいかに接続されるか(2)――ポストフォーディズム 103
常時接続された身体 113
失敗した世界で――レオ・ベルサーニのために 122
耳の中の虫たち 131
オブジェは語ることはできるか 140
表象は何をするのか 148
Part 3 間隙のアフェクト
情動的地図 158
資本主義の下でなぜこんなにも家族が問題になるのだろうか 166
暴力と非暴力のあいだで 174
目的と手段のあいだで 183
Possession/Possessed 191
ポストフォーディズムとは何か 199
実存という傷、セクシュアリティ、あるいは二つの時間のあいだ 207
希望というアフェクト 215
附論
Nas『タイム・イズ・イルマティック』ストリートのサヴァイヴァル=死後の生について 226
フェティシズムの善用あるいは「復活の復活」のために――政治神学的覚書 230
息をする、立ち上がる 240
現代思想としてのマルクス主義(1)―― 二〇世紀からネグリまで 248
現代思想としてのマルクス主義(2)―― 唯物論、自然、社会的再生産 272
書誌的補足 299
おわりに グリッチ・コミュニズムの方へ 337
上記内容は本書刊行時のものです。