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ロスチャイルドの女たち ナタリー・リヴィングストン(著/文) - 亜紀書房
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ロスチャイルドの女たち (ロスチャイルドノオンナタチ)
原書: THE WOMEN PF THE ROTHSCHILD

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発行:亜紀書房
四六判
縦195mm 横140mm 厚さ35mm
重さ 703g
648ページ
上製
定価 4,800円+税
ISBN
978-4-7505-1815-2   COPY
ISBN 13
9784750518152   COPY
ISBN 10h
4-7505-1815-8   COPY
ISBN 10
4750518158   COPY
出版者記号
7505   COPY
Cコード
C0022  
0:一般 0:単行本 22:外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年7月20日
最終更新日
2024年1月25日
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書評掲載情報

2023-12-09 日本経済新聞  朝刊
評者: 山崎ナオコーラ(作家)
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紹介

〈 彼女たちは壁を破り、世界を動かした 〉

19世紀にドイツのユダヤ人ゲットーから身を立て、世界有数の金融帝国を築き上げた名門一族。
その栄光の裏には、女性たちの活躍があった。

---------

株取引の天才、イギリス政治の影のフィクサー、ジャズのパトロン、 テレビでも活躍した在野の昆虫学者……。
政治、経済、文化にわたる活躍を見せた才女たちは、一方では家の掟や政略結婚、ユダヤ社会の慣習に悩み、叶わぬ恋や自らの生き方、夫との仲を思って煩悶する。

歴史の流れの中でひたむきに歩んだ生身の人間が息づく、これまでになかった人物絵巻。

---------

19世紀から両大戦を経て現代に至る激動の欧米史を縦軸に、 男性中心に語られてきた一族の歴史を、女性の側から描き出す。

[解説]佐藤亜紀氏 (作家)

目次

■まえがき

〈 第一部・グトレ、ハナ、ヘンリエッタ 〉
 第1章……勃興の母
 第2章……ただの機械
 第3章……家庭を築く
 第4章……婿探し
 第5章……マダム・モンテフィオーリ
 第6章……より健康的な気候
 第7章……調和、誠実、勤勉
 第8章……裏切り
 第9章……ロスチャイルド夫人の並外れた財政手腕
 第10章……婚礼と葬式

〈 第二部・シャーロット、ハナ・マイヤー、ルイーザ 〉
 第11章……「濃霧に満ちた憂鬱なこの世界」
 第12章……キリスト教徒と結婚して一族を離れる
 第13章……ユダヤ教徒として結婚し、ロスチャイルド家に入る
 第14章……幼児の養育
 第15章……芸術の女神
 第16章……「もちろん、われわれは嫌悪しすぎることをよしとはしません」
 第17章……底知れぬ深淵
 第18章……逃げ道と遺産
 第19章……ホテルでの暮らし
 第20章……母親の教育

〈 第三部・コンスタンス、エマ、ハナ、ブランチ 〉
 第21章……恋のたわむれ
 第22章……跡継ぎとたしなみ
 第23章……薔薇と獅子
 第24章……初めての演説
 第25章……ボヘミアのブランチ
 第26章……王室の印章
 第27章……救出と防止
 第28章……登用
 第29章 ……「大砲が夜のうちに届き」

〈 第四部・ロジカ、ドリー、ミリアム、ニカ、ロージー 〉
 第30章……国境を越えて
 第31章……入隊
 第32章……復興
 第33章……休暇
 第34章……戦火を前に
 第35章……姉妹の戦い
 第36章……残響
 第37章……男爵夫人、バードとモンク
 第38章……ノミの女王
 第39章……スペア・リブと刺繍の叛乱
 第40章……すばらしい小春日和
 第41章……母と娘

■謝辞
■原註
[日本語版解説]佐藤亜紀
■家系図

著者プロフィール

ナタリー・リヴィングストン  (ナタリー リヴィングストン)  (著/文

ロンドン生まれ。1998年、ケンブリッジ大学クライスト・カレッジで歴史学の第一級学位取得。「デイリー・エクスプレス」紙の特集ライターとしてキャリアをスタートさせ、現在は「タトラー」紙、「ハーパーズ・バザー」誌、US版「ヴォーグ」誌、「エル」誌、「タイムズ」紙、「メール・オン・サンデー」 紙に寄稿。夫と3人の子とともにロンドンに在住。著書に『The Mistresses of Cliveden』がある。

古屋 美登里  (フルヤ ミドリ)  (翻訳

翻訳家。著書に『雑な読書』『楽な読書』(ともにシンコーミュージック)など。訳書にアフガニスタンの女性作家たち『わたしのペンは鳥の翼』(小学館)、エドワード・ケアリー『吞み込まれた男』『飢渇の人 エドワード・ケアリー短篇集』『おちび』〈アイアマンガー三部作〉『堆塵館』『穢れの町』『肺都』、『望楼館追想』(すべて東京創元社)、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、デイヴィッド・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺するのか』、マーク・シノット『第三の極地 エヴェレスト、その夢と死と謎』(すべて亜紀書房)、ジョディ・カンター他『その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』(新潮文庫)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。