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聞き書き・関東大震災 森 まゆみ(著/文) - 亜紀書房
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聞き書き・関東大震災 (キキガキカントウダイシンサイ)

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発行:亜紀書房
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ23mm
重さ 364g
340ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7505-1809-1   COPY
ISBN 13
9784750518091   COPY
ISBN 10h
4-7505-1809-3   COPY
ISBN 10
4750518093   COPY
出版者記号
7505   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2023年4月27日
最終更新日
2023年8月8日
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書評掲載情報

2023-11-25 朝日新聞  朝刊
評者: 藤野裕子(早稲田大学教授・日本近現代史)
2023-10-28 毎日新聞  朝刊
2023-09-30 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

〈 100年前の9月1日、町は大きく揺れた 〉
そこに暮らす人びとは、どのように生き延び、記憶したのか。
人びとの声と文学者などの日記から振り返る関東大震災。

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〈 1923年に起きた関東大震災から100年 〉
著者が地域雑誌『谷根千』を始めたころ、町にはまだ震災を体験した人びとが多く残っていた。
それらの声とその界隈に住んでいた寺田寅彦、野上弥生子、宮本百合子、芥川龍之介、宇野浩二、宮武外骨らの日記など、膨大な資料を紐解き、関東大震災を振り返る。

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「災害は忘れた頃にやってくる」── 寺田寅彦

「東京の火災いよいよ猛に、一望大いなる熔鉱炉を見るが如し。田端、日暮里、渡辺町等の人人、路上に椅子を据え畳を敷き、屋外に眠らんとするもの少からず」── 芥川龍之介

 * * *

地震の当日、人々はどのように行動したのか、その後、記憶はどのように受け継がれているのか。
小さな声の集積は、大きな歴史では記述されない、もう一つの歴史でもある。
そこから何を学ぶことができるのだろうか。

《東京大学名誉教授、元東大地震研究所長の平田直氏のロングインタビュー掲載》

目次

■序言………災害は忘れた頃にやってくる──寺田寅彦
■第1章……一九二三年九月一日
■第2章……一夜が明けて、九月二日
■第3章……本所から神田、浅草など
■第4章……震災に乗じて殺された人びと
■第5章……救援──被災者のために
■第6章……震災で変わった運命
■第7章……帝都復興計画
■第8章……今までの災害に学ぶこと

■正しく怖がり適切に備えるために──東京大学平田直名誉教授に聞く

〈コラム〉
■林芙美子──根津神社の野宿
■藤沢清造──小説家のルポルタージュ
■宮武外骨──『震災画報』でいち早く知らせる
■宮本百合子が二〇代の作家がつづった関東大震災
■永井荷風──江戸と明治の終わり

■あとがき

著者プロフィール

森 まゆみ  (モリ マユミ)  (著/文

1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』『聖子』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。
近著に『路上のポルトレ』(羽鳥書店)、『しごと放浪記』(集英社インターナショナル)、『京都府案内』(世界思想社)がある。数々の震災復興建築の保存にもかかわってきた。

上記内容は本書刊行時のものです。