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ト・日 書店
子どもの文化 書店(直)
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生きていく絵
アートが人を〈癒す〉とき
四六判
290ページ
上製
定価
2,200円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2013年9月
- 書店発売日
- 2013年9月25日
- 登録日
- 2013年8月16日
- 最終更新日
- 2023年3月14日
書評掲載情報
2013-12-29 |
朝日新聞
評者: 内澤旬子(文筆家、イラストレーター) |
2013-12-01 |
新潮45
評者: 佐久間文子 |
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紹介
東京・八王子市の丘に立つ精神科病院、平川病院にひらかれた〈造形教室〉では、40年以上にわたって心の病を抱えた人たちがアートを通じた自己表現によって、自らを癒やし、自らを支えるという活動をしています。とはいえ、これは「芸術療法」や「アートセラピー」のように、表現された絵を医療的に解釈したり、診断に活用するといった活動ではありません。
また、「アウトサイダー・アート」や「エイブル・アート」のような美術・芸術の側からの評価も、この本では行っていません。「一人の人間が、病みつかれた心を一枚の紙のうえに描くことに、果たしてどのような意味や可能性があるのか」を探り、きちんとした言葉で説明すること。著者・荒井裕樹さんが目指したのは、もっともシンプルでもっとも根源的なことでした。
作品そのものと、作者の人生にひたすら向き合うことで見えてくる〈生〉のありかたは、おそらく誰にとっても無縁ではない〈生きにくさ〉と、手垢のついていない〈癒し〉の可能性をものになるはずです。
代表的な作品をカラーで紹介。
目次
はじめに
第一章 〈癒し〉とあゆむ 安彦講平
第二章 〈病い〉をさらす 本木健
第三章 〈魂〉をふちどる 実月
第四章 〈祈り〉をちぎる 江中裕子
第五章 〈疼き〉をほりおこす 杉本たまえ
まとめの章
前書きなど
絵を描くことで生きのびる。
描かれた絵に生かされている。
上記内容は本書刊行時のものです。