版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
新版 アジア憲法集 鮎京 正訓(編) - 明石書店
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

新版 アジア憲法集 (シンパンアジアケンポウシュウ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:明石書店
A5判
1312ページ
上製
価格 27,000円+税
ISBN
978-4-7503-5313-5   COPY
ISBN 13
9784750353135   COPY
ISBN 10h
4-7503-5313-2   COPY
ISBN 10
4750353132   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0032  
0:一般 0:単行本 32:法律
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年12月27日
書店発売日
登録日
2022年1月7日
最終更新日
2022年2月17日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

アジア22か国の現行憲法の翻訳とそれらの解説を集成。各国の公用語に堪能な研究者による正確な翻訳とともに、精緻な解説は各国の憲法史と現行憲法の特徴、政治的背景や歴史的位置づけを明らかにし、読者により深い知識をよりわかりやすく提供する。

目次

 まえがき

序章 今日のアジア諸国の憲法と立憲主義[四本健二]

1 バングラデシュ人民共和国 解説・訳[佐藤創]
2 ブータン王国 解説・訳[中東聡子]、監修[浅野宜之]
3 ブルネイ・ダルサラーム国 解説・訳[島田弦]
4 カンボジア王国 解説・訳[傘谷祐之]
5 中華人民共和国 解説・訳[櫻井次郎]
6 インド 解説・訳[浅野宜之]
7 インドネシア共和国 解説・訳[島田弦]
8 朝鮮民主主義人民共和国 解説・訳[三村光弘]
9 大韓民国 解説・訳[水島玲央]
10 ラオス人民民主共和国 解説・訳[瀬戸裕之]
11 マレーシア連邦 解説・訳[桑原尚子]
12 ミャンマー連邦共和国 解説・訳[牧野絵美]
13 パキスタン・イスラム共和国 解説・訳[笠井亮平]
14 フィリピン共和国 解説・訳[知花いづみ]
15 シンガポール共和国 解説・訳[桑原尚子]
16 スリランカ民主社会主義共和国 解説[三輪博樹]、訳[浅野宜之]
17 台湾 解説・訳[蔡秀卿・宮畑加奈子]
18 タイ王国 解説[西澤希久男]、訳[田澤優花・西澤希久男]
19 ベトナム社会主義共和国 解説[鮎京正訓]、訳[伊藤未帆・鮎京正訓]
20 ウズベキスタン共和国 解説・訳[佐藤史人]
21 東ティモール民主共和国 解説・訳[島田弦]
22 アフガニスタン・イスラム共和国 解説・訳[浅野宜之]

 編集委員紹介
 訳者・執筆者紹介

前書きなど

まえがき

 本書は東アジアから中央アジアにかけての二二か国における現行憲法について法文を和訳し、同時にその憲法の概要や憲政史についての解説を付したもので構成されている。同種の書籍としては、本書と同じく明石書店から刊行された『アジア憲法集』(初版:二〇〇四年、第二版:二〇〇七年刊行。萩野芳夫、畑博行、畑中和夫編)があるが、同書の刊行からすでに一四年が経過し、アジア諸国の憲法にもさまざまな変化がみられることから、本書の出版を企画したものである。
 本書の特徴として、以下の二点を挙げることができる。
 第一に、東アジア、東南アジア、南アジアおよび中央アジアに所在する国々の憲法について収録しており、その他の地域についてはこれを対象とはせず、「アジア諸国の」憲法に集中させた点が挙げられる。近年はインターネットの発展により、各国の憲法についてウェブ上で確認することが容易にはなっている。ただし本書ではこれら憲法の本文を邦文にて確認することができることや、解説を通じてそれぞれの憲法の特徴や現在までの経緯を知ることができることで、より各国憲法の特質についてご理解いただけるものと思料する。
 また、アジア地域においては植民地統治を受けた国が多く、法制度には旧宗主国の影響が及んでいる部分が大きい。各国の憲法はその法制度の根幹をなすもののひとつであり、また、各国それぞれにおいて規定内容が多様なものである。したがってアジア各国の憲法に焦点を当てることで、読者諸賢にはアジア地域の法制度上、政治体制上、そして社会システム上の多様な現況を把握していただけるものと期待している。
 第二に、執筆者および訳者として、収録対象国またはその近隣諸国を研究対象としている研究者がその任に当たったことも挙げられる。現在日本国内にはアジア法研究者は必ずしも多くはなく、特に東南アジア、南アジア諸国の法制度について研究している者は日本国内のアカデミック社会において少数派に位置づけられている。この二〇年弱の間にアジア法学会(前身はアジア法研究会)が発足し、複数の大学においてアジア法と題した講義が開講されるに至り、さらには海外のアジア法研究者との研究交流は拡大したとはいえ、アジア法研究をとりまく環境は必ずしも楽観視できるものではない。このような状況のなかでもアジア法研究を志す者は着実にその業績を積み重ねているのであり、多忙ななか、本書の刊行に協力していただいた寄稿者の方々には謝意を表する次第である。なお、収録国を研究対象とする法学者がいない、またはごく少数であり、解説などの投稿を依頼しえない場合においては、収録国を研究対象とする政治学者の方々に協力を仰いだ部分もあることを付記しておく。
 なお、憲法は生ものであり、出版作業の過程においても複数の国で新憲法の制定や規定の改正が行われた。たとえば、このまえがきを執筆している段階においてもタイ王国では下院議員の選出方法にかかわる規定の改正がなされたのはその一例である。当該改正のように、刊行過程においてスケジュールの都合上盛り込むことのできなかった新規の規定や改正が存在する。同時に、執筆者の都合により解説および法文の翻訳を掲載することについて断念せざるをえなかった国もある。これらについては、あらためて機会が設けられたとき、盛り込むことで対応できればと考える。

 (…後略…)

著者プロフィール

鮎京 正訓  (アイキョウ マサノリ)  (

愛知県公立大学法人理事長、名古屋大学名誉教授
〈主な著書・論文〉『ベトナム法の研究』(稲子恒夫との共著、日本評論社、一九八九年)、『ベトナム憲法史』(日本評論社、一九九三年)、『アジア法ガイドブック』(編著、名古屋大学出版会、二〇〇九年)、『法整備支援とは何か』(名古屋大学出版会、二〇一一年)、『日本とアジアをつなぐ―法整備支援のすすめ』(旬報社、二〇一七年)ほか

四本 健二  (ヨツモト ケンジ)  (

神戸大学大学院国際協力研究科教授、アジア法学会理事
〈主な著書・論文〉『カンボジア憲法論』(勁草書房、一九九九年)、ジューン・グッドフィールド『ワクチンが起こした奇跡 予防接種拡大計画―感染症と闘った人々の記録(世界人権問題叢書)』(訳書、明石書店、二〇二一年)ほか

浅野 宜之  (アサノ ノリユキ)  (

関西大学政策創造学部教授
〈主な著書・論文〉『インドの憲法〔新版〕―「国民国家」の困難性と可能性―』(孝忠延夫との共著、関西大学出版部、二〇一八年)、「日本の憲法の位置づけは?」ほか『憲法入門!市民講座』所収(法律文化社、二〇二〇年)、「インド」大石眞・大山礼子編著『国会を考える』所収(三省堂、二〇一七年)、「インドにおける女性障害者の現状―法制度からの検討―」小林昌之編『アジア諸国の女性障害者と複合差別―人権確立の観点から―』所収(アジア経済研究所、二〇一七年)、「インドにおける公益訴訟の展開と課題―第三世代の公益訴訟を中心に―」『関西大学法学論集』第六二巻四・五号(二〇一三年)、「南アジア編 統治機構」稲正樹・孝忠延夫・國分典子編『アジアの憲法入門』所収(日本評論社、二〇一〇年)、『独裁者のためのハンドブック』(四本健二と共訳、亜紀書房、二〇一三年)ほか

上記内容は本書刊行時のものです。