版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
小学生・中学生 情緒と自己理解の育ちを支える 松本 真理子(監修) - 明石書店
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

注文サイト:

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

小学生・中学生 情緒と自己理解の育ちを支える (ショウガクセイチュウガクセイジョウチョトジコリカイノソダチヲササエル)

このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:明石書店
A5判
200ページ
並製
価格 2,000円+税
ISBN
978-4-7503-4337-2   COPY
ISBN 13
9784750343372   COPY
ISBN 10h
4-7503-4337-4   COPY
ISBN 10
4750343374   COPY
出版者記号
7503   COPY
Cコード
C0337  
0:一般 3:全集・双書 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2016年4月
書店発売日
登録日
2016年4月20日
最終更新日
2016年6月2日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

児童思春期の自己イメージを含む心の発達を概説した上で、「気になる問題」の背景とかかわり方について事例を交えて具体的に解説。

目次

 「心の発達支援シリーズ」刊行にあたって
 はじめに

第1章 心の発達とSOS
 1 心の発達
  (1)発達心理学からみた心の発達
  (2)エリクソンの発達課題と心の発達
  (3)フロイトの精神分析からみた心の発達
 2 心のSOS
  (1)二次障害
  (2)自己理解の発達と問題

第2章 SOSへの支援
 1 情緒の支援
  (1)無気力・やる気がでない
  (2)不安・パニックになりやすい
  (3)元気がでない・うつ状態
 2 行動の支援
  (1)こだわりが強い子ども
  (2)衝動的行動・攻撃性をコントロールする力が弱い
  (3)非行の問題
 3 対人関係の支援
  (1)場面が理解できない・共感する力が弱い
  (2)コミュニケーションが苦手
  (3)友人ができない
 4 そのほかの支援
  (1)身体症状
  (2)習癖異常
  (3)性の問題・異性関係の悩み

第3章 自己理解の支援
 1 得意なこと・苦手なこと、好きなこと・嫌いなことを知る
 2 自分のよいところを知る
 3 気持ちと身体について知る
 4 怒りのコントロールとリラックスの方法を知る
 5 困っていることのSOS を出す
 6 他者から見た自分について知る

第4章 事例にみる支援方法
 1 衝動性と攻撃性のコントロールが弱い子どもへの支援
 2 場面が理解できない子どもへの支援
 3 こだわりが強い子どもへの支援――完ぺき主義が気になる子ども
 4 否定的自己の子どもへの支援――「僕はどうせダメなんだ」と自分を責める男児
 5 自己理解の乏しい子どもへの支援

前書きなど

はじめに

 発達障害圏の子どもや「発達が気になる」子どもたちの多くは、幼少の頃より、集団になじめないことや友だちができないことなどに悩み、あるいは家庭や学校での失敗に対して親や教師から叱責され非難されるなど、少なからず否定的な体験を重ねていることが多いものです。そしてその結果、不登校、いじめ、抑うつ状態やひきもこりなどさまざまなSOSを発信し、苦戦する子どもがたくさんいます。
 周囲の大人が「気になる」と思うことは、じつは子どもたちのSOSであることがしばしばあります。
 こうした子どもたちは、否定的な自己イメージを抱えたまま成長する可能性があります。生涯発達の視点からも、こうした二次的問題の予防や早期支援はとても大切です。
 本書では、児童思春期の自己イメージを含む心の発達を概説した上で、「気になる問題」の背景とかかわり方について事例をまじえて具体的に解説します。

著者プロフィール

松本 真理子  (マツモト マリコ)  (監修

名古屋大学心の発達支援研究実践センター、大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士、学校心理士。聖隷クリストファー看護大学助教授、金城学院大学人間科学部教授を経て、現職。専門は児童・思春期を対象とした臨床心理学。
主な著作に『子どものロールシャッハ反応――形態水準と反応内容』(監修、金子書房、2009)、『子どもの臨床心理アセスメント――子ども・家族・学校支援のために』(編著、金剛出版、2010)、『フィンランドの子どもを支える学校環境と心の健康――子どもにとって大切なことは何か』(編著、明石書店、2013)、『世界の学校心理学事典』(監訳、明石書店、2013)、『心とかかわる臨床心理 第3版――基礎・実際・方法』(共著、ナカニシヤ出版、2015)他。

永田 雅子  (ナガタ マサコ)  (監修

名古屋大学心の発達支援研究実践センター、大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士。日本福祉大学心理臨床研究センター嘱託研究員、名古屋第二赤十字病院小児科臨床心理士、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター地域支援室コーディネーターを経て、現職。専門は周産期-乳幼児期の親と子を対象とした発達臨床心理学。
主な著作に、『周産期のこころのケア――親と子の出会いとメンタルヘルス』(単著、遠見書房、2011)、『“いのち”と向き合うこと・“こころ”を感じること』(編著、ナカニシヤ出版、2013)、『心理臨床における多職種との連携と協働――つなぎ手としての心理士をめざして』(編著、岩崎学術出版社、2015)、『臨床心理学実践の基礎その2:心理面接の基礎から臨床実践まで』(編著、ナカニシヤ出版、2015)他。

野邑 健二  (ノムラ ケンジ)  (監修

名古屋大学心の発達支援研究実践センター「発達障害分野における治療教育的支援事業」特任教授。浜松医科大学医学部医学科卒業。博士(医学)。児童精神科医師。愛知県青い鳥医療福祉センター児童精神科医長、名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科助教を経て現職。
専門は、児童精神医学、発達障害児への支援、幼児期からの発達支援。主な著作に、『子どもの発達と情緒の障害』(共編著、岩崎学術出版社、2009)、『発達障害児の家族支援(発達障害医学の進歩24巻)』(共編著、診断と治療社、2012)、『児童青年精神医学大辞典』(共訳、西村書店、2012)他。

上記内容は本書刊行時のものです。