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出版者情報
平家物語の合戦
戦争はどう文学になるのか
発行: 吉川弘文館
四六判
320ページ
定価
2,100円+税
- 初版年月日
- 2025年4月1日
- 書店発売日
- 2025年3月24日
- 登録日
- 2025年1月10日
- 最終更新日
- 2025年3月20日
紹介
源平合戦を題材に、後世の日本文化に多大な影響を与えた『平家物語』。合戦を語ることがなぜ人々の共感を呼ぶ物語となったのか。以仁王の橋合戦から頼朝・義仲の戦い、義経の一ノ谷・屋島・壇ノ浦合戦まで、多数の異本に目を配りつつ、合戦の歴史的経過をたどり、さまざまな性格を持つ物語を考察。物語に織り込まれた人々の欲求を読み解く。
目次
『平家物語』の合戦をどう読むか―プロローグ
橋合戦―以仁王の乱と異能の悪僧達―
以仁王の乱
合戦か曲芸大会か
合戦物語の現実と空想
頼朝の東国合戦―頼朝の敗北・復活と三浦一族の奮戦―
頼朝の挙兵
石橋山合戦
小坪坂合戦・衣笠城合戦
富士川合戦
義仲の戦い―木曽冠者の進撃と朝日将軍の最期―
義仲の挙兵と横田河原合戦
倶梨迦羅合戦と義仲の進撃
法住寺合戦と冥なる戦い
粟津合戦と義仲の最期
一ノ谷合戦―源平最大の決戦―
三草山合戦
大手・搦手の正面戦
坂落をめぐって
功名争いと戦場の現実
戦いの体験は文学になり得るか
屋島合戦―義経の奇襲と「八島語り」―
義経、屋島へ
屋島いくさ
「八島語り」をめぐって
壇ノ浦へ
壇ノ浦合戦―平家の滅亡―
壇ノ浦合戦とは
源平最後の争い
安徳天皇の入水
知盛と教経
『平家物語』は合戦をどう語ったか―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。