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出版者情報
幕末の学問・思想と政治運動
気吹舎の学事と周旋
発行:吉川弘文館
A5判
260ページ
定価
9,000円+税
- 初版年月日
- 2021年4月10日
- 書店発売日
- 2021年3月25日
- 登録日
- 2021年1月28日
- 最終更新日
- 2021年7月13日
紹介
幕末の政治的混乱の中、国政に関する勢力間での議論や対立を仲介することを目的に志士らが展開した国事周旋。その活動基盤とは何だったのか。秋田藩の私塾気吹舎で行われた学問の実践と知識人の政治関与の考察から、政治運動と学問・思想、そして情報や交流との関係を検討。平田国学の政治的意義を捉え直し、議論空間の様相を明らかにする。
目次
序章 幕末の国事周旋と政治基盤/「周旋」をめぐる学問と情報(秋田藩平田家の誕生と気吹舎〈平田篤胤と秋田藩/気吹舎をとりまく環境〉/気吹舎情報をめぐる諸関係〈気吹舎と政治情報/共有される「秘密」/秋田藩の情報活動と政治転化〉)/国事周旋の時代(国事周旋と言路〈国事周旋と周旋方/上京要求論の思惑/活動要求としての言路〉/内乱回避をめぐる「周旋」〈国政をめぐる諸藩の動向/合従連衡の萌芽と禁門の変〉)/国事と学事(平田延胤著『馭戎論』の成立と学問統合〈『馭戎論』の成立/『馭戎論』の流通をめぐる思惑/「学問の苗字なし」と政治展望〉/王政復古前後における秋田藩と気吹舎〈「復古」の政治過程/「東北雄鎮」としての秋田藩〉)/終章 総括と課題
上記内容は本書刊行時のものです。