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出版者情報
おいしい京都学
料理屋文化の歴史地理
発行:ミネルヴァ書房
四六判
250ページ
定価
2,500円+税
- 初版年月日
- 2022年10月30日
- 書店発売日
- 2022年10月31日
- 登録日
- 2022年9月14日
- 最終更新日
- 2022年10月15日
書評掲載情報
2022-11-26 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 永江朗(ライター) |
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紹介
本書は、近代京都の都市史をひもときながら、江戸時代から現代までを往還しつつ、料理屋文化の系譜をたどる試み。とりあげるのは、いもぼう、海川魚料理、うなぎ料理、とり料理、そして洋食。どこの都市にでもあるだろうこれらありふれた料理が、京都にあっては思いもよらぬ歴史を隠していることを解き明かしていく。
目次
はしがき
序 章 料理のテーマパークへようこそ
1 英峰比叡へ‼
2 仙境八瀬へ‼
3 〈洛味〉の楽園
4 本書の構成
第1章 京に名物「いもぼう」あり
1 東京で食えないものを
2 お多福豆の平野家
3 系譜と場所
第2章 内陸都市の海川魚料理
1 江戸人/東京人の口にあわず
2 「本当の京の味」と海魚料理
3 川魚料理屋のさまざま
4 ジャンルの消滅
第3章 江戸か関西か
1 京の江戸焼き「神田川」
2 東京とのつながり
3 蒲焼の相剋
第4章 とり鍋の近代
1 谷崎潤一郎と花見小路の「とり料理」
2 「わ」か「ひる」か
3 旧遊廓と「とりの水たき」
4 「水だき」の定着とひろがり
第5章 洋食は花街とともに
1 昭和初期のかおり
2 洋食店のチェーン展開
3 花街のエクステンション
4 洋食店は花街へ
終 章 料理の聖地から
1 山蔭神社の玉垣
2 秘伝のタレ
3 花見小路の菊水、その後
あとがき
索 引
上記内容は本書刊行時のものです。