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入門・子ども社会学 南本 長穂(編集) - ミネルヴァ書房
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入門・子ども社会学 (ニュウモンコドモシャカイガク) 子どもと社会・子どもと文化 (コドモトシャカイコドモトブンカ)

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A5判
216ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-623-07150-0   COPY
ISBN 13
9784623071500   COPY
ISBN 10h
4-623-07150-2   COPY
ISBN 10
4623071502   COPY
出版者記号
623   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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目次

はしがき

 第1部 子ども社会学の課題
第1章 創造物としての子ども
 1 昔話の変化
 2 〈子ども〉の誕生
 3 現在の〈子ども〉
 4 〈子ども〉へのアプローチ

第2章 子ども社会研究における子ども観
 1 研究の前提としての子ども観
 2 子どもをどのように捉えるか
 3 特徴的な子ども観とその研究

 第2部 子どもと社会
第3章 「大人になる」とはどういうことか
    ──社会=空間論的アプローチによる近代的大人像の再考
 1 「大人になる」ことの変容
 2 個人化論から社会=空間論へ
 3 「大人になる」ことと社会=空間の相互関連
 4 社会=空間的アプローチからみる「大人になる」 こと

第4章 子どもの貧困と教育機会
 1 日本における子どもの貧困
 2 貧困と教育との関係
 3 児童養護施設入所経験者の大学進学
 4 子どもの貧困をなくすために

第5章 教室の中の子どもたち──学級・学校における人間関係の変容
 1 集団としての学級の特徴
 2 学校文化の変容と子どもたち
 3 島宇宙とスクールカースト
 4 学校教育における「望ましい人間関係」を考える

第6章 学力の社会学
 1 学力をどう捉えるか
 2 学力調査からみる規定要因としての文化
 3 隠された学力獲得のシステム

第7章 受験競争からみる子ども社会
 1 1990年以前の受験競争
 2 1990年以降の受験競争
 3 地方新聞投書にみる受験生の心性

第8章 「学校化」する大学と「生徒化」する学生
 1 「まじめ」な大学生
 2 「まじめ」の意味と大学の「学校化」
 3 「学校化」したキャンパスと学生

 第3部 子どもと文化
第9章 日本の近代化と悪戯っ子たち──近代的子ども観の再考
 1 無垢と野生
 2 子供戦争と投石
 3 悪  戯
 4 悪知恵と道化
 5 「悪戯っ子」と「悪」の問題

第10章 ピーターパンのエクリチュール──教育思想としての児童文学
 1 梅子涵の文体
 2 テクストとしての梅子涵の作品
 3 ピーターパンのエクリチュール
 4 制度への敬い畏れ,および制度からの自由

第11章 ポスト心理主義時代の「子ども」の多元的解放
    ──「溶解/フロー体験」と「非標準化/脱標準化」
 1 「発達」概念による「子どもの標準化」と「隔離」
 2 「発達」による理想化と排除の構造
 3 負のラベルと溶解/フロー体験
 4 「葛藤や不安」と「非標準化/脱標準化」
 5 解放のストーリーを求めて

第12章 ラベリングといじめ
 1 ラベリング理論とは何か?
 2 ラベリング理論に対する批判
 3 ラベリングといじめ

第13章 「学校の怪談」と子ども文化
 1 子どもが「学校の怪談」を語ることの意味
 2 子どものまなざしへの注目
 3 「学校の怪談」は誰のものなのか?
 4 社会の網の目の中で子ども文化を捉える

第14章 特撮ヒーロー番組に描かれるジェンダー
 1 ジェンダーとは何か
 2 ヒロインの描写が変わった点
 3 ヒロインの描写が変わらない点
 4 ジェンダー・バイアスは緩和されているのか

人名索引/事項索引

著者プロフィール

南本 長穂  (ミナミモト オサオ)  (編集

*2015年4月現在 関西学院大学教職教育研究センター教授

山田 浩之  (ヤマダ ヒロユキ)  (編集

2015年4月現在 広島大学大学院教育学研究科教授

上記内容は本書刊行時のものです。