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近代フランスの歴史学と歴史家 : クリオとナショナリズム 渡辺 和行(著) - ミネルヴァ書房
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近代フランスの歴史学と歴史家 : クリオとナショナリズム (キンダイ フランス ノ レキシガク ト レキシカ : クリオ ト ナショナリズム)

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縦22mm
446, 8ページ
価格情報なし
ISBN
978-4-623-05532-6   COPY
ISBN 13
9784623055326   COPY
ISBN 10h
4-623-05532-9   COPY
ISBN 10
4623055329   COPY
出版者記号
623   COPY
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2009年11月
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2015年8月20日
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書評掲載情報

2009-12-20 毎日新聞
評者: 山内昌之(東京大学教授・国際関係史)
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紹介

本書は、主に政争の具とされてきた歴史が、アカデミックな歴史学としていかにして成立したのか(科学化)、また、高等・中等教育の改革や歴史学講座新設に尽力した歴史家たちが、大学やグランド・ゼコール等の教育機関の歴史講座をどのように領有していったのか(制度化)、さらに、歴史教育がいかに国民形成に関与(国民化)し、第三共和政に支配の正当性を付与したのかを解明する。19世紀後半、フランス第三共和政前期に焦点を当てつつ、教育史や科学史の成果を取り入れ歴史を描いた知の社会史。国民形成への「ナショナル・ヒストリー」も含めて論じる。

目次

政治史から社会史へ
第1部 歴史学の科学化と制度化(一九世紀フランスの高等教育の実態
教育改革の序曲
フランス実証主義史学の成立
高等教育改革と歴史家)
第2部 世紀転換期フランスの方法論争(実証主義史学への挑戦
『アナール』の揺りかご)
第3部 歴史学の国民化(義務の共和国
クリオとエロイカ
ガリアの英雄とナショナル・アイデンティティ
ドレフュス事件と歴史家)
歴史学の現在

上記内容は本書刊行時のものです。