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出版者情報
石炭で栄え滅んだ大英帝国 : 産業革命からサッチャー改革まで
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
380ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年6月
- 登録日
- 2017年5月20日
- 最終更新日
- 2017年5月20日
紹介
日本を凌駕するほどの金融街シティーの好景気。それを可能にしたのはサッチャーかブレアか。製造業から金融へのターニング・ポイントは1984‐1985年の炭鉱ストライキであった。フォークランド戦争の2倍の経費を使って炭鉱ストライキを押しつぶしたサッチャーの意図は何であったのか。著者はイギリス中を駆け回り、イアン・マクレガー石炭庁総裁、トニー・ベン労働党元産業大臣、第2組合書記長、炭坑村の子供たち、警察官などと会見し、彼らの生の声から炭鉱ストライキの本質を追求していく。18世紀の産業革命から現在までの250年間の「イギリス石炭業史」の中から「サッチャーが果たした歴史的役割」を知る上で手がかりとなる必読の書。
目次
第1部 大英帝国時代-1750~1913年(大英帝国の繁栄と石炭
パックス・ブリタニカを支えたカーディフ炭
世界支配のてまの戦略物資と化したカーディフ炭-日露戦争とバルティック艦隊の大遠征を例として)
第2部 両大戦間期-1914~1945年(ドーズ案と1926年ゼネラルストライキ-南ウェールズを中心として
大英帝国の黄昏とイギリス炭鉱業の斜陽化
イギリス炭鉱業再建への方策)
第3部 国有化から民営化時代-1945年~(労働党政権と炭鉱国有化政策
「所得政策」の展開-ウィルソン労働党政権とヒース保守党政権
トニー・ベン労働党産業大臣と「英国産業再生白書」
サッチャー政権と1984~85年炭鉱ストライキ)
第4部 インタビューを通じてみた炭鉱ストライキ(トニー#ベン労働党産業大臣へのインタビュー
イアン・マクレガー石炭庁総裁へのインタビュー
各団体・市民へのインタビュー
今日の好景気を支えているのはサッチャーかブレアか)
上記内容は本書刊行時のものです。