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出版者情報
空間と移動の社会史 : 京都大学人文科学研究所報告
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
367ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2009年2月
- 登録日
- 2019年4月9日
- 最終更新日
- 2019年4月9日
紹介
本書は、京都大学人文科学研究所において、1998年から2001年まで3年間実施された共同研究、「空間と移動の社会史」の成果報告集である。「空間」はどのようにして形成され、維持されたのか。人は未知の空間をどのように認識したのか。人やモノは、この空間のなかでどのように移動したのか。空間内での移動のパターンと空間の構造とのあいだにはどのような関係が存在したのか。また、それらの移動のパターンはどのような要因によって、どのように変化したのか。これらの空間の構造や移動の仕組みは、その空間を支配する政治権力や人びとの社会的結合のありかたと、どのように結びついていたのだろうか。さまざまな事例を検証していく。
目次
第1部 空間を編成する(初期メソポタミアにおける領域国家の土地政策-空間の拡大
辺境と朝廷-一六世紀中国の北辺問題と中央政界 ほか)
第2部 空間を創る(マルティン・フォン・パイリスの「十字軍」-「十字軍」参加者の「十字軍」観
マゼランの大航海と世界分割-「発見」の時代におけるスペイン・ポルトガルの政治地理 ほか)
第3部 新空間に住む(中世地中海における人の移動-キプロスとクレタの「ヴェネツィア人」
国境なき民衆のライフサイクル-一六三〇年代のイーストアングリアとオランダ ほか)
第4部 空間を動く(ヤーシの留学-ポーランド貴族が西欧で学んだこと
三十年戦争における「宿営社会」-『ある傭兵の手記』を中心に ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。