...
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
近世イギリス家族史
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
362ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年2月
- 登録日
- 2018年6月29日
- 最終更新日
- 2018年6月29日
紹介
英米の家族と日本の家族は一見よく似ている。しかし、いくつかの点で異なる。なぜそうなのか。本書はこの疑問にイギリス近世に固有な家族が存在したことから答えようとするものである。本書で示されることになるイギリス近世家族の特徴は、奉公人に対する閉鎖性と家族の賃銀収入という2点である。しかも、その近世家族の形成過程において、家族を取り巻く地域社会における人口転換や階層分化が関連していたことも明らかにされることになる。
目次
現代とイギリス近世の家族
第1部 英米における論争史(イギリス家族史研究の誕生-二つの社会的背景
世帯経済とレスター学派-1970年代まで
ファミリー・エコノミー論と家族の近代化論-1980年代
政治社会史とロンドン学派-1990年代から
家族史の「囲い込み」-論争の枠組み)
第2部 サウサンプトン地域史(近世サウサンプトン市の変貌-家族の社会的文脈
近世家族の特徴-世帯と家族の区別
閉鎖性の形成-奉公人の分離
賃銀世帯の形成-労働の分離
家族の誕生-その研究史的含意
世帯を取り巻く親族関係-親方選択の変化)
上記内容は本書刊行時のものです。