...
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
普通のドイツ人とホロコースト : ヒトラーの自発的死刑執行人たち
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
622, 9ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年11月
- 登録日
- 2016年4月10日
- 最終更新日
- 2016年4月10日
書評掲載情報
2019-06-29 |
朝日新聞
朝刊 評者: 齋藤純一(早稲田大学教授・政治学) |
MORE | |
LESS |
紹介
1990年代中頃に「ゴールドハーゲン論争」を巻き起こし、ドイツ歴史学界の激しい批判を浴びつつも、ベストセラーとなったホロコーストに関する問題書の全訳。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツは「アウシュヴィッツ絶滅収容所」に象徴されるように、ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅をめざして、組織的に差別・迫害・殺害の限りを尽くした。本書では、ユダヤ人大量虐殺の現場、これを遂行した「普通のドイツ人」の動機や心情など、学術的史書では後景に隠されがちな情景が、重苦しいばかりの記述となって再現されている。本書を「逸脱の書」と評するか、「告発の書」はたまた「警醒の書」と見るか、いまなお論議は終わっていない。
目次
ホロコーストに関する中心的観点の再考
第1部 ドイツの反ユダヤ主義を考える-抹殺主義者の思考
第2部 抹殺論者の計画と組織
第3部 警察大隊-自発的殺人者であった普通のドイツ人
第4部 絶滅政策としてのドイツ人「労働」
第5部 死の行進-最後の日々
第6部 抹殺的反ユダヤ主義、普通のドイツ人、自発的な死刑執行人
上記内容は本書刊行時のものです。