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出版者情報
ヴィクトリア時代の政治と社会
発行:ミネルヴァ書房
縦220mm
314, 12ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1995年5月
- 登録日
- 2016年6月10日
- 最終更新日
- 2016年6月10日
紹介
本書は、社会史的・文化史的考察から、西洋近代における最新国イギリスを論じたものである。著者は、保守主義と自由主義、教養主義と経験主義、アマチュアリズムとプロフェッショナリズム、のそれぞれの対比の中にジェントルマンという支配的文化の理念を展開し、上流・中流・労働者階級の動態を興味深く描き出している。近代イギリスの文化的個体の解明とともに、現代イギリス病の始原もまた示唆されているといえる。
目次
第1部 ヴィクトリア時代の政治(自由主義時代の再検討-一九世紀の前半について
保守主義の成立と展開
二大政党制の形成過程-一九世紀前半にいたるまでの)
第2部 ヴィクトリア社会の位相(ジェントルマン理念の変容
生活史から見た上流と中流
サミュエル・スマイルズの思想と労働貴族層)
第3部 プロフェッショナリズムの成立(技術者の社会的地位-土木技術者を中心に
医師法(一八五八年)に見る自由放任と国家干渉-イギリス医業の近代化過程)
上記内容は本書刊行時のものです。