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破壊系資本主義 クィン・スロボディアン(原著) - みすず書房
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破壊系資本主義 (ハカイケイシホンシュギ) 民主主義から脱出するリバタリアンたち (ミンシュシュギカラダッシュツスルリバタリアンタチ)

社会科学
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発行:みすず書房
四六判
重さ 375g
360ページ
定価 3,600 円+税   3,960 円(税込)
ISBN
978-4-622-09830-0   COPY
ISBN 13
9784622098300   COPY
ISBN 10h
4-622-09830-X   COPY
ISBN 10
462209830X   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C0033  
0:一般 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年1月16日
書店発売日
登録日
2025年12月10日
最終更新日
2026年1月9日
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書評掲載情報

2026-04-25 毎日新聞  朝刊
評者: 斎藤環(精神科医)
2026-03-22 産經新聞  朝刊
評者: 古山裕樹(書評家)
2026-02-21 朝日新聞  朝刊
評者: 高谷幸(東京大学准教授・社会学)
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紹介

〈もはや自由と民主主義が両立するとは思っていない。自由至上主義者が取り組むべき大仕事は、あらゆる形態の政治から逃れる方法を見つけることだ〉。テック業界の世界的な大立者で、リバタリアンとしても有名なピーター・ティールは、民主主義なき資本主義という夢をこうぶち上げた。
だが、大仕事に着手したのは彼ではない。徹底的な市場原理に基づいて経営されていた香港。十全の経済的自由を実現しながら民主主義的には不完全な領域……。この「ゾーン」に心酔したのは、新自由主義の偶像ミルトン・フリードマンだ。新自由主義知識人らは、香港をテンプレートとして、ゾーンを世界中に広めることを夢見た。
この夢想は、タックスヘイブン、自由港、経済特区など、さまざまな姿をとった。既存国家の規制から自由な海上都市というSF的構想すら真剣に取り組まれている。ロンドン、シンガポール、南アフリカ、米国、未承認国家ソマリランド、ドバイ、メタバース……実験場は世界各地に及ぶ。
「低能な多数者の専制」を脱出し、ゾーンを建設する願望は、低能とされた人種からの隔離主義や21世紀版植民地主義にしばしば結びつく。テック右派に影響を及ぼすカーティス・ヤービンは、シリコンバレーによるホンジュラスでのゾーン建設構想を〈非欧州人は欧州人に支配されていたときのほうが豊かだった〉と絶賛した。
新自由主義研究の画期を成す歴史家が、急進的市場主義者の夢想と実践を追跡する。

目次

はじめに 崩れ去る世界地図
I 小さな島々の物語
1 世界にもっと香港を
2 ロンドン――美しき廃墟
3 シンガポール方式

II 部族フュレー化する世界
4 リバタリアン流のバントゥースタン
5 素晴らしき「国家の死」
6 米国――「新たな中世」のコスプレ族
7 株式会社リヒテンシュタイン

III フランチャイズ国家
8 ソマリ白人のビジネス族
9 ドバイ――法律のバブルドーム
10 ホンジュラス――シリコンバレーの植民計画
11 メタバースのクラウド国
結論 水になれ
謝辞

索引/原注

著者プロフィール

クィン・スロボディアン  (クィン スロボディアン)  (原著

(Quinn Slobodian)
1978年、カナダ・アルバータ州生まれ。歴史学者。ボストン大学パーディー・スクール教授。ニューヨーク大学で博士号を取得し、専門はドイツ史と国際関係史。英・王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)のアソシエートフェローやアメリカン・ヒストリカル・レビュー誌の編集委員も務める。
著書に『グローバリスト――帝国の終焉とネオリベラリズムの誕生』(原田太津男・尹春志訳、白水社、2024)などがあるほか、ガーディアン紙、フォーリン・ポリシー誌、ニュー・ステーツマン誌、ニューヨーク・タイムズ紙などに寄稿。グッゲンハイム・フェロー選出(2025-26)。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

松島聖子  (マツシマ セイコ)  (

(まつしま・せいこ)
1965年生まれ。明治大学文学部文学科卒業後、出版社に入社。編集者、翻訳者。2011年から12年間、フリー英日翻訳者としてプレスリリース翻訳に従事した後、現在は週刊経済誌のニュース・コラム翻訳、広告翻訳、IT報告書の訳文校閲などを行う。訳書にナオミ・クライン『新版 ブランドなんか、いらない』(大月書店、2009)など。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

上記内容は本書刊行時のものです。