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アジェのパリ 新装版 大島洋(著) - みすず書房
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アジェのパリ 新装版 (アジェノパリ)

芸術
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発行:みすず書房
A5判
重さ 420g
240ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-622-09779-2   COPY
ISBN 13
9784622097792   COPY
ISBN 10h
4-622-09779-6   COPY
ISBN 10
4622097796   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C1072  
1:教養 0:単行本 72:写真・工芸
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2025年3月17日
書店発売日
登録日
2025年2月4日
最終更新日
2025年3月11日
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紹介

ウジェーヌ・アジェが写真を撮っていた時から、百年が過ぎている。アジェの撮影した厖大なパリの写真は、「失われゆく都市への哀惜」というような語られ方をされることが多い。しかし、実のところはどうなのだろう。ここに一人の写真家が決然と、アジェの写真の中へ入って行く。
写真集『ATGET PARIS』を地図のかわりに、パリの小路に滑り込み、郊外との接点を歩き回る。アジェの用いたレンズに近い広角レンズで、ときにはアジェと同じ位置に立って写真を撮る。そこから生まれるアジェの姿は、ずいぶん生々しい。
綿密な計画にもとづいてパリの街区を丹念に撮影していったアジェ。「その一方、写真を撮るということは、結局のところ写真家の直観と直感であり、待ちを歩きながら、カメラの中に写し出される風景を見つめながら、テンションが高まってゆくノリのようなものである。アジェにしたところで、もの静かな男で、どれほど感情を抑えて撮っているように見えたとしても、まなざしの力に優れ、直観力に優れ、そしてこの言葉にはなりにくい、ノリがよかったからこそ、それらの写真はあるのだと思う。」
パリの路上で、そして東京で、足と目と頭をフルに動かして書き上げられた、斬新なアジェ論にして、写真論、都市論の名著。

目次

パリ 1
東京 1
パリ 2
パリ 3
東京 2
パリ 4
東京 3
パリ 5

あとがき
掲載写真一覧

著者プロフィール

大島洋  (オオシマヒロシ)  (

(おおしま・ひろし)
1944年生まれ。写真家。写真集・著書『幸運の町』(1987、写真公園林)『写真幻論』(1989、晶文社)『ハラルの幻――ランボーを追ってアデンまで』(1992、洋泉社)『アジェのパリ』(1998、みすず書房)、編著『写真家の時代』(1993-、洋泉社)『世界の写真家101』(1997、新書館)『写真に帰れ・伊奈信男写真論集』(2005、平凡社)『灘渡る古層の響き』(2011、みずのわ出版)ほか。写真展「三閉伊」「ナダール・テレビジョン」「ブッフェンヴァルトの樹」「千の国、千の顔――エチオピア」「そして三閉伊」など。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

上記内容は本書刊行時のものです。