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出版者情報
ホフマンと乱歩人形と光学器械のエロス
発行:みすず書房
縦190mm
132ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2007年2月
- 登録日
- 2016年10月16日
- 最終更新日
- 2016年10月16日
紹介
ホフマンの『砂男』と乱歩の『押絵と旅する男』はともに、出来事が主人公の妄想なのか現実なのか判然としない、読者を不安に陥れる物語です。人形と望遠鏡-この共通項に、どんな物語の罠が仕掛けられているのでしょうか。フロイトの精神分析も引きながら、狂気とエロスの妖しい関係を探る奇想天外な小説指南の登場です。
目次
第1回 E.T.A.ホフマン『砂男』(あやしい行商人
晴雨計
「眼」の系列について ほか)
第2回 江戸川乱歩『押絵と旅する男』(ふたたび狂気と「レンズ仕掛け」との観念連合について
「覗きからくり」
二様の「覗き」 ほか)
第3回 照合・比較・敷衍(フロイトの定言命題「コッポラはコッペリウスである」
フロイトの矛盾
ふたたび「眼」の系列について ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。