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チョコレートで読み解く世界史
- 書店発売日
- 2024年1月31日
- 登録日
- 2023年12月29日
- 最終更新日
- 2025年4月1日
紹介
ヨーロッパとキリスト教の歴史から、いまの世界情勢が見えてくる!
王族貴族がすりつぶしたカカオを飲んでいたマヤ・アステカ文明、スペインにカカオをもたらしたコロンブスの「海洋進出」、カカオ商人に特権を与えたルイ14世、チョコレートも工場で作られるようになった産業革命――キリスト教を抜きには語れない中世ヨーロッパから近現史まで、チョコレートを切り口に歴史と宗教を学べる一冊です。
ヨーロッパ視点で語られてきた歴史を今こそ、学び直す。
15世紀末から始まる「大航海時代」。コロンブスの新大陸到達といえばピンとくる方も多いかもしれません。最近の世界史の教科書を見ると、「スペイン・ポルトガルの海洋進出」という表現です。これは、「大航海時代」という言い方が、ヨーロッパ中心の視点だという批判があるためです。
これまで私たちが学んできた世界史は、ヨーロッパつまりキリスト教社会で語られてきた歴史をもとにしたものでした。しかし、国際情勢の大きな変化や、人権や平等、宗教、平和といった観点から見ていくと、表現や言葉の使い方を再考する必要が出てきたのです。(本文より抜粋・編集)
◎プロフィール
1964年、神奈川県生まれ。27年にわたり、高校で世界史・日本史・現代社会を教えながら、NHKラジオ・テレビのリポーターを務めた。テレビ朝日系列「大下容子ワイド!スクランブル」でコメンテーターとして活躍。著書に『揺れる移民大国フランス』『世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコ』など多数ある。池上彰氏との共著に『歴史と宗教がわかる!世界の歩き方』などがある。「池上彰と増田ユリヤのYouTube学園」でもニュースや歴史をわかりやすく解説している。https://www.youtube.com/channel/UC5X3kJorIx55tOJQ9283tkg
上記内容は本書刊行時のものです。