版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
情報時代の到来 ダニエル・リチャード・ヘッドリク(著) - 法政大学出版局
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次: ト|ニ|楽天|中|八木
直接取引:あり(その他)

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

情報時代の到来 (ジョウホウジダイノトウライ) 「理性と革命の時代」における知識のテクノロジー (リセイトカクメイノジダイニオケルチシキノテクノロジー)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
A5判
316ページ
上製
定価 3,900円+税
ISBN
978-4-588-37115-8   COPY
ISBN 13
9784588371158   COPY
ISBN 10h
4-588-37115-0   COPY
ISBN 10
4588371150   COPY
出版者記号
588   COPY
Cコード
C3020  
3:専門 0:単行本 20:歴史総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2011年6月
書店発売日
登録日
2011年6月20日
最終更新日
2011年9月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2012-02-18 図書新聞
評者: 門林岳史
MORE
LESS

紹介

「情報革命」とは近年の現象ではなく、深い歴史的淵源をもっている。情報の組織化、変換、提示、検索、そして伝達するための重要な機能は、主に18世紀から19世紀初めに起源をもち開花していった。本書は、欧米における情報システムの発展を、地図の作成、辞書や百科辞典の編纂、植物命名法、統計やグラフのかたち、郵便や電信技術の発明などの歴史を跡づけながら具体的に論じる。

目次

  はしがき

第1章 情報とその歴史
情報と知識/情報システム/効率とデータ/情報時代の始まり/「理性と革命の時代」/情報システムの需要/情報システムの供給/進歩の精神

第2章 情報の組織化――科学の言葉
分類の時代/科学と言語/リンネと生物の分類/パリ学派の生物学/ラヴォアジエとフランスでの化学革命/メートル法

第3章 情報を変換すること――統計の起源
政治算術と神の秩序/人口減少論争/旧体制期における統計/フランスにおける統計、一七八九~一八一五年/最初の国勢調査/アメリカ人たち――計算する人びと/一八一五年以降のフランスとベルギーにおける「社会物理」/イギリス統計運動

第4章 情報を表示すること――地図とグラフ
視覚表象/陸上の地図をつくる/海洋上の地図製作/地表の上と下で/統計グラフ/主題図の作成

第5章 情報を保存すること――辞書と百科事典
辞書の発展/辞書から百科事典へ/普通百科事典/アルファベット順とテーマ順/参考図書の定量分析

第6章 情報を伝達すること――郵便と電信のシステム
コミュニケーションの諸システム/一八世紀以前の郵便制度/一八四○年までのヨーロッパの郵便システム/二つの郵便制度改革/シャップの遠隔通信(telegraph)/一八一五年までの視覚遠隔通信ネットワーク/一八一五年以降の視覚遠隔通信/視覚遠隔通信から電信へ/海上での信号伝達システム

第7章 情報時代――過去と現在

  訳者解説
  読書案内
  図版出典一覧
  原  註
  索  引

著者プロフィール

ダニエル・リチャード・ヘッドリク  (ヘッドリク ダニエル リチャード)  (

1941年生まれ。フランスでの中等教育を受け、アメリカ、スペイン、イタリアで学ぶ。1964年、ジョンズ・ホプキンス大学修士号取得、1971年、プリンストン大学博士号取得。
現在、ローズヴェルト大学人文・科学学部(Roosevelt University, College of Arts and Sciences)教授。
主要業績:The Army and Politics in Spain, 1866-1898(Oxford: Oxford University Press, 1981); The Tools of Empire: Technology and European Imperialism in the Nineteenth Century(Oxford University Press, 1981)(原田勝正ほか訳『帝国の手先――ヨーロッパ膨張と技術』日本経済評論社、1988年); The Tentacles of Pregress(Oxford University Press, 1988)(原田勝正ほか訳『進歩の触手――帝国主義時代の技術移転』日本経済評論社、2005年); The Invisible Weapon: Telecommunications and International Politics, 1851-1945(Oxford University Press, 1991); Technology: A World History(Oxford University Press, 2009)など。

塚原 東吾  (ツカハラ トウゴ)  (

1961年生まれ。レイデン大学医学部、1993年博士号取得。
現在、神戸大学大学院国際文化学研究科教授。
主要業績:Affinity and Shinwa Ryoku: Introduction of Western Chemical Concepts in Early Nineteenth‐Century Japan(Amsterdam: Gieben Publishing, 1993);(with Masumi Zaiki)“Meteorology on the Southern Frontier of Japan's Empire: Ogasawara Kazuo at Taihoku Imperial University”, East Asian Science, Technology and Society: an International Journal(Springer e‐publication)(2008);(松岡夏子と共著)「水をめぐるパラダイム、歴史の問題としての水――宇井純とシヴァ再編の試み」『現代思想』35巻12号(2007年10月)、ほか。

隠岐 さや香  (オキ サヤカ)  (

1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科、2008年博士号取得。
現在、広島大学大学院総合科学研究科准教授。
主要業績:『科学アカデミーと「有用な科学」――フォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会、2011年); “Academicians and Experts? The Academie Royale des Sciences and Hospital Reform at the End of the Eighteenth Century”, in Christelle Rabier(ed.), Fields of Expertise: A Comparative History of Expert Procedures in Paris and London, 1600 to Present(Cambridge: Cambridge Scholars Publishing, 2007); “L'amenagement de la Seine et l'Academie royale des sciences de Paris au XVIIIe siecle”, AEstuaria, no. 7(2005)、 ほか。

上記内容は本書刊行時のものです。