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デカルトにおける生命の原理
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2025年2月3日
- 書店発売日
- 2025年2月3日
- 登録日
- 2024年11月25日
- 最終更新日
- 2025年2月3日
紹介
心身二元論を打ち立て、西洋近代哲学を創始したデカルトの人間論の基礎には、アリストテレスやガレノスの古代に発し、ルネサンスの学者たちを経て同時代のハーヴィにいたる医学・解剖学・生理学との対決があった。自然観・生命観において人間と動物の差異をもたらす思考はどのように生じたか? 最新プレイヤード版校訂者でもある第一人者の決定版の仕事を完訳。日本語版あとがきも付す。
目次
はしがき
序論 自然と生命
第Ⅰ部 デカルトと生物学の諸問題
第1章 デカルトの仕事における生物学的文書の位置
第2章 デカルトの情報源とデカルトの生命の原理の独自性
第Ⅱ部 霊魂、心臓、生命
第1章 心臓の熱、デカルトにおける生命の原理
A)予備的考察
心臓の説明のための図解
B)心臓の運動に関する諸問題の枠組み
C)デカルトによる回答
第2章 先人たち
A)ヒポクラテス全集
B)アリストテレス
付論:トマス・アクィナスの心臓論
C)ガレノス
第Ⅲ部 血液循環と動物精気循環の問題
序 論
第1章 ヒポクラテス全集、アリストテレス、ガレノスと 後継者たち
A)古代における血管の理解:『ヒポクラテス全集』、アリストテレス、およびガレノス
B)古代における血液の経路を表わすメタファー
C)古代からハーヴィへ
第2章 ハーヴィの血液循環説
A)血液循環、心臓・太陽、生命の原理
B)心臓の運動の経時変化
C)『心臓と血液の運動』の受容とデカルトの態度
D)デカルト生理学における動物精気の循環とハーヴィの解答。腺Hの起源
カスパール・ボアン『解剖劇場』第3巻表10
結 論
文献表
あとがき──2025年日本語版のために
訳者あとがき
人名索引
上記内容は本書刊行時のものです。