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日本中世の畠作と雑穀 木村茂光(著) - 勉誠社
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日本中世の畠作と雑穀 (ニホンチュウセイノハタサクトザッコク) 「水田中心史観」批判 (スイデンチュウシンシカンヒハン)

歴史・地理
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発行:勉誠社
A5判
304ページ
定価 10,000 円+税   11,000 円(税込)
ISBN
978-4-585-32101-9   COPY
ISBN 13
9784585321019   COPY
ISBN 10h
4-585-32101-2   COPY
ISBN 10
4585321012   COPY
出版者記号
585   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年4月22日
最終更新日
2026年6月2日
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紹介

水田を中心に語られることの多かった、中世の農業生産。
しかし、そのすぐ側には、水田と遜色のない面積をもつ畠地が広がり、そこでは多くの作物が実り、人々の暮らしを支えていた。
水田以外の耕地や生産は農民の存在形態や生活にどのような規定性を与えていたのか。
畠作ではどのような作物が出来、どのような道具・農具が使われ、どのような制度があったのか。
「水田中心史観」を見直し、畠作史、雑穀史という視点から中世民衆の社会史を解き明かす。

目次

序章 前近代畠作論の地平
 はじめに
 一 中世畠作史研究のとり組み
 二 その後の展開―生活史的視点―
 三 最近の中世農業史研究の二つの流れ
 四 研究の新しい段階
 むすびにかえて

Ⅰ 古代中世の畠と水田
第一章 歴史の中の畑地と水田
 一 水田中心史観の問題性
 二 畑作と稲作の生産力的特徴
 まとめにかえて

第二章 前近代日本の畠と水田
 はじめに
 一 近世の諸稼ぎと畑作村落
 二 中世の畠と水田
 三 前近代の食料事情概観
 まとめにかえて

第三章 畠作史から見た生業論
 はじめに
 一 研究史の概略と新しい動向
 二 畠作・雑穀論と生業論の可能性
 三 中世における生業論を豊かにするために

補論一 古代中世畠作史研究に関する若干の論点
―鈴木・高橋・磯貝・河音・井原諸氏の書評で考えたこと―
 はじめに
 一 「大開墾の時代」と畠作
 二 在家と畠作
 三 畠地収奪の開始時期
 四 畠作史研究の現段階
 おわりに

Ⅱ 雑穀と粉食
第四章 雑穀の思想
 はじめに
 一 「雑穀」研究の新しい展開
 二 日本古代の雑穀と五穀

第五章 焼畑と雑穀
 はじめに
 一 二つの雑穀栽培
 二 二つの火入れ
 三 雑穀か五穀か

第六章 日本古代の索餅について
 はじめ
 一 索餅の作り方と食べ方
 二 索餅の購入
 三 『正倉院文書』の中の索餅
 四 食料としての索餅
 五 〝餓え〟と夏麦
 まとめにかえて

第七章 日本古代の粥と粥食
 はじめに
 一 湯薬としての粥
 二 王家・摂関家と七種粥
 三 大寺社と七種粥・望粥
 四 七種粥と七草粥
 五 日常食としての粥
 まとめにかえて

補論二 粉食文化研究の前進のために
 はじめに
 一 木村編著『雑穀Ⅱ―粉食文化論の可能性』所収論文の概要と位置づけ
 二 今後のいくつかの課題

Ⅲ 条里と耕地
第八章 土地領有をめぐる条里と四至―中世成立期を中心に―
 はじめに
 一 国図の条里プランと四至
 二 不入権獲得における条里プランと四至
 三 荒野概念の変化
 四 石母田正「辺境の長者」の意義
 まとめにかえて―条里制研究の意義と課題―

第九章 開発と条里制耕地―荒野を中心に―
 はじめに
 一 中世成立期の開発の性格
 二 「和泉国符案」と「三年不耕の原則」
 三 「荒野」概念の変遷と開発
 まとめにかえて

Ⅳ 中世の土地制度と開発・灌漑
第十章 中世土地制度史研究と新しい地平
 はじめに
 一 戦後の古代・中世土地制度研究
 二 名田経営論批判
 三 大田文研究と荘園公領制
 四 複合生業論の登場
 五 土地制度史研究の新たな地平

第十一章 中世社会成立期の農業・開発と灌漑
 はじめに
 一 古代・中世の畠作の特徴
 二 百姓の経営と畠作
 三 十一世紀中期以降の大規模開発の特徴
 四 池と井―開発の条件―
 五 播磨国大部荘の耕地状況と灌漑
 まとめにかえて

あとがき
初出一覧
索引

著者プロフィール

木村茂光  (キムラシゲミツ)  (

木村茂光(きむら・しげみつ)
1946年、北海道に生まれる
東京学芸大学名誉教授
専門は日本古代・中世史
著書に『日本古代・中世畠作史の研究』(校倉書房、1992年)、『ハタケと日本人』(中公新書、1996年)、『日本中世百姓成立史論』(吉川弘文館、2014年)、編著に『日本農業史』(吉川弘文館、2010年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。