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新装版 貸本問屋と貸本文化 松永瑠成(著) - 勉誠社
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新装版 貸本問屋と貸本文化 (シンソウバン カシホンドンヤトカシホンブンカ) 娯楽的書籍の出版・流通・受容 (ゴラクテキショセキノシュッパン リュウツウ ジュヨウ)

哲学・宗教
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発行:勉誠社
A5判
672ページ
定価 8,500 円+税   9,350 円(税込)
ISBN
978-4-585-32099-9   COPY
ISBN 13
9784585320999   COPY
ISBN 10h
4-585-32099-7   COPY
ISBN 10
4585320997   COPY
出版者記号
585   COPY
Cコード
C3021  
3:専門 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年4月22日
最終更新日
2026年4月22日
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紹介

近世以降、日本国内での書籍の出版点数は年々増加し、それまで読書と縁のなかった層へも、次第に書籍が行き渡るようになっていった。
しかし、当時の書籍はまだ高価であり、蔵書として代々引き継がれていくだけの価値を有する学問的な書籍以外、たとえば小説類をはじめとする娯楽的な読み物などを購入して読む人々はそう多くはなかった。
そのような娯楽的な書籍の流通を担ったのが貸本屋である。
近世から近代に営業をしていた貸本屋の実態、また、貸本屋向けの書籍を出版・蔵版し、それらを卸す機能を有した貸本問屋のあり方を、これまで顧みられることのなかった諸種の資料を駆使し、初めて解明。
貸本問屋→貸本屋→読者という娯楽的書籍の出版・流通・受容の総体を明らかにする画期的成果。図書館必備の一冊!

*本書は『貸本問屋と貸本文化』(2025年3月刊行、ISBN:978-4-585-32063-0)の新装版です。

目次

序 章

第一部 貸本問屋の史的展開
第一章 江戸・大坂における貸本屋組合の成立
はじめに
一、江戸の書籍業界と世利本屋
二、文化露寇と江戸貸本屋組合の成立
三、大坂における世利本屋の取締りと「貸本や衆中」
四、小組と大坂貸本屋組合
おわりに

第二章 丁子屋平兵衛の躍進―貸本屋世話役から貸本問屋へ
はじめに
一、丁子屋平兵衛の概要とその系譜
二、貸本屋世話役から貸本問屋へ
三、広域的な書籍流通網の形成
おわりに

第三章 中本受容と大島屋伝右衛門
はじめに
一、大島屋伝右衛門の概要とその系譜
二、中本と大島屋伝右衛門
三、大島屋伝右衛門の書籍流通
おわりに

第四章 大島屋伝右衛門と池田屋一統―売薬「処女香」を端緒として
はじめに
一、処女香について
二、大島屋伝右衛門と池田屋清吉
三、大島屋伝右衛門と池田屋一統
おわりに

第五章 黎明期の初代大川屋錠吉
はじめに
一、貸本屋としての大川屋
二、明治十年代の出版物と周辺人物
三、大島屋武田伝右衛門との関係をめぐって
おわりに

第六章 赤本屋としての初代大川屋錠吉
はじめに
一、赤本の淵源
二、赤本屋としての大川屋
三、赤本の流通網と大川屋
おわりに

第二部 貸本問屋の出版書目
第一章 丁子屋平兵衛出版書目年表稿
附 『書林文渓堂蔵販目録』『東都書林文渓堂蔵販中形絵入よみ本之部目録』

第二章 大島屋伝右衛門出版書目年表稿
附 『書林文永堂蔵販目録』

第三章 初代大川屋錠吉出版書目年表稿
附 『第二十三回大川屋出版小説図書総目録(明治三十二年八月改正増訂)』

第三部 貸本文化の変容とその諸相
第一章 貸本屋の諸相
はじめに
一、小林某
二、春日堂播磨屋伊三郎
おわりに

第二章 誠光堂池田屋清吉の片影
はじめに
一、池田屋清吉について
二、当座帳と出入帳
おわりに

第三章 近代金沢における書籍受容と春田書店
はじめに
一、春田篤次・徳太郎から春田書店へ
二、貸本屋としての春田書店
三、春田書店の仕入れと古本業
おわりに

終 章

あとがき
索 引

著者プロフィール

松永瑠成  (マツナガリュウセイ)  (

松永瑠成(まつなが・りゅうせい)
1994年生まれ。国学院大学文学部日本文学科卒業。中央大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程修了。博士(文学)。現在は筑波大学図書館情報メディア系特任助教。
専門は近世・近代日本における出版文化、および貸本文化に関する研究。
主な論文に「文化年間における書籍業界の変動―江戸貸本屋組合の成立を手がかりとして―」(『文学・語学』(244)、2025年)、「江戸・大坂における貸本屋組合の成立」(『近世文芸』(118)、2023年)など、著書に『ブックレット〈書物をひらく〉37 明治の貸本屋さん』(平凡社、2026年)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。