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琉球 : 交叉する歴史と文化
発行:勉誠
縦220mm
441ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2014年1月
- 登録日
- 2016年9月8日
- 最終更新日
- 2016年9月8日
紹介
中国と日本の境界領域に広がり、東南アジアや朝鮮との通交もあった「琉球」。これら異文化の結節点として、そして「古琉球」「近世琉球」「沖縄」という歴史意識の交叉する場として、「琉球」はある。冊封体制(中国)と幕藩体制(日本)という二つの制度の狭間で、独自な「琉球」を自覚し、意識的にかたちづくる時代であった「近世琉球」において、どのように自らの歴史を叙述していったのか。異文化が交叉する場において、どのような選択が行われ、「琉球」なるものがつくられていったのか。歴史学、文学・芸能等の文化学の諸分野から「琉球」なるものの形成を探る。
目次
第1部 歴史叙述とウタの交錯(王府の歴史記述-『中山世鑑』と『中山世譜』
王府の歴史記述-『球陽』と『遺老説伝』
「琉球処分」の歴史叙述-『琉球見聞録』をめぐって ほか)
第2部 琉球・明清・ヤマトの交流(琉球における書物受容と教養
中国の文献に記された「琉球」
琉球人の詠んだ中国-『雪堂燕遊艸』を中心に ほか)
第3部 琉球文化の諸相-儀礼・芸能・信仰(首里グスクの御嶽と祭場
『おもろさうし』と仮名書き碑文記
唐・大和の御取合と若衆-琉球における躍童子と楽童子 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。