...
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
南方熊楠の見た夢
パサージュに立つ者
発行:勉誠
縦22mm
331,6ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2014年4月
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2015年8月20日
書評掲載情報
2014-06-08 |
朝日新聞
評者: 赤坂真理(作家) |
MORE | |
LESS |
紹介
生と死、自己と他者、現実と夢、妄想と事実、正常と異常…日常の中の二項対立を越えて、熊楠が考え続けたものは何だったのか。膨大に書かれ、残された記録の中から「夢」を巡る断片をつなぎ合わせ、いまなお驚きと斬新さを持ち続けるその哲学を浮かび上がらせて、熊楠の創造的な思考が、外的な現実と心の内的祖型とをつなぐ中間的な「通路(パサージュ)」でおこなわれたことを明らかにする。
目次
第1章 熊楠による夢の記述
第2章 熊楠と羽山兄弟-intimateな関係
第3章 「事」としての夢
第4章 夢と「やりあて」
第5章 熊楠の採集・観察行為
第6章 「大不思議」-根源的な場をめぐって
終章 「中間」と"中間"-熊楠のポジションについて
上記内容は本書刊行時のものです。