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油脂で語る近現代 赤嶺 淳(著) - 平凡社
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【利用可否不明】

油脂で語る近現代 (ユシデカタルキンゲンダイ) 巻次:1105 クジラとオランウータンをつなぐ糸 (クジラトオランウータンヲツナグイト)

新書
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発行:平凡社
新書判
280ページ
定価 1,150 円+税   1,265 円(税込)
ISBN
978-4-582-86105-1   COPY
ISBN 13
9784582861051   COPY
ISBN 10h
4-582-86105-9   COPY
ISBN 10
4582861059   COPY
出版者記号
582   COPY
Cコード
C0258  
0:一般 2:新書 58:その他の工業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年5月15日
書店発売日
登録日
2026年4月3日
最終更新日
2026年5月22日
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書評掲載情報

2026-06-27 日本経済新聞  朝刊
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紹介

油脂から見えてくる知られざる近代の姿――。人間は自然をどのように利用してきたのか? 捕鯨からプランテーションまでをたどった食卓からはじめる人間と環境の世界史。

【目次】
序章 クジラとオランウータン7
オランウータン危機/プランテーション型経済と「近代」/捕鯨から世界をみる/本書の構成/見取り図を描く/付記

第1部 太平洋を拓く──高貴な灯りをもとめて

第一章 漂民の海
おれはジョン・マン/万次郎の人生/日本漁場の発見/ハワイ諸島の「発見」/西漸する米捕鯨船団/洋上の情報網/ジョン・ハウランド号の航路/大西風と漂流/伊豆諸島への漂流/鉄人・長平の執念/捕鯨船が救出した漂民/大津浜事件と無二念打払令/「鎖国」下の父島と鳥島で

第二章 星条旗の翻った海
『通航一覧』にみる漂着事例/ロビイストによる煽動/『米国捕鯨業の歴史』にみる漂流事例/日本漁場から北洋漁場へ/シー・パワーの源泉/西漸運動と小笠原/日本漁場の意義

第三章 ユニオン・ジャックの蠢く海
エミリア号の偉業/英南海捕鯨業の創発/南海捕鯨業奨励法/特許の壁/ヌートカ湾事件/ニューサウスウェールズ入植地/アザラシ猟業と捕鯨業/ペルトとファー/南進するオットセイ猟業/東方フロンティアの回収/もうひとつの日本漁場

第2部 南極海を拓く──世界商品化した鯨油をもとめて

第四章 ロシアの東進と南進
遠洋漁業奨励法/北太平洋におけるオットセイ猟/ベーリング海峡の発見/第二次ベーリング探検隊/ロシアの南進/シベリア海域における近代捕鯨業/露芬捕鯨会社の興亡/ディディモフへの恐懼/ケイゼルリングの脅威/太平洋世界のマニラメン/「ロシヤくぢら」の衝撃/一〇会社の挫折と奮起/ロシアを見つめる眼

第五章 「生命線」としての南氷洋と満洲
マーガリン原料をもとめて/工船式捕鯨の創発/ロンドン捕鯨取締協定/沿岸から南氷洋へ/三本の矢をたばねる巨人/鮎川義介の油脂戦略/日産コンツェルンと水産業/日産と満業

第3部 熱帯雨林を拓く──代替油脂をもとめて

第六章 油脂間競争の興亡と帰結
叢書「世界経済の変遷」/脂肪酸と水素添加油/二四〇万バレルの壁/油脂間競争の萌芽/「熱帯油糧作物革命」の利/「戦後期産業革命」の罠/日露戦争後の世界秩序

終章 食と環境をつなぐリテラシー
因果関係の蛛網/マーガリンを食べる/交わりあう規制/トランス脂肪酸問題の端緒/トランス脂肪酸問題の顚末/交わりえない記事/食と環境をつなぐリテラシー/受益者であり、加害者でもあること/ヤシ研、ふたたび

主要参考文献
あとがき
謝辞

目次

序章 クジラとオランウータン7
オランウータン危機/プランテーション型経済と「近代」/捕鯨から世界をみる/本書の構成/見取り図を描く/付記

第Ⅰ部 太平洋を拓く──高貴な灯りをもとめて

第一章 漂民の海
おれはジョン・マン/万次郎の人生/日本漁場の発見/ハワイ諸島の「発見」/西漸する米捕鯨船団/洋上の情報網/ジョン・ハウランド号の航路/大西風と漂流/伊豆諸島への漂流/鉄人・長平の執念/捕鯨船が救出した漂民/大津浜事件と無二念打払令/「鎖国」下の父島と鳥島で

第二章 星条旗の翻った海
『通航一覧』にみる漂着事例/ロビイストによる煽動/『米国捕鯨業の歴史』にみる漂流事例/日本漁場から北洋漁場へ/シー・パワーの源泉/西漸運動と小笠原/日本漁場の意義

第三章 ユニオン・ジャックの蠢く海
エミリア号の偉業/英南海捕鯨業の創発/南海捕鯨業奨励法/特許の壁/ヌートカ湾事件/ニューサウスウェールズ入植地/アザラシ猟業と捕鯨業/ペルトとファー/南進するオットセイ猟業/東方フロンティアの回収/もうひとつの日本漁場

第Ⅱ部 南極海を拓く──世界商品化した鯨油をもとめて

第四章 ロシアの東進と南進
遠洋漁業奨励法/北太平洋におけるオットセイ猟/ベーリング海峡の発見/第二次ベーリング探検隊/ロシアの南進/シベリア海域における近代捕鯨業/露芬捕鯨会社の興亡/ディディモフへの恐懼/ケイゼルリングの脅威/太平洋世界のマニラメン/「ロシヤくぢら」の衝撃/一〇会社の挫折と奮起/ロシアを見つめる眼

第五章 「生命線」としての南氷洋と満洲
マーガリン原料をもとめて/工船式捕鯨の創発/ロンドン捕鯨取締協定/沿岸から南氷洋へ/三本の矢をたばねる巨人/鮎川義介の油脂戦略/日産コンツェルンと水産業/日産と満業

第Ⅲ部 熱帯雨林を拓く──代替油脂をもとめて

第六章 油脂間競争の興亡と帰結
叢書「世界経済の変遷」/脂肪酸と水素添加油/二四〇万バレルの壁/油脂間競争の萌芽/「熱帯油糧作物革命」の利/「戦後期産業革命」の罠/日露戦争後の世界秩序

終章 食と環境をつなぐリテラシー
因果関係の蛛網/マーガリンを食べる/交わりあう規制/トランス脂肪酸問題の端緒/トランス脂肪酸問題の顚末/交わりえない記事/食と環境をつなぐリテラシー/受益者であり、加害者でもあること/ヤシ研、ふたたび

主要参考文献
あとがき
謝辞

著者プロフィール

赤嶺 淳  (アカミネ ジュン)  (

1967年、大分県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科教授。食と環境の関係をグローバルな視点から研究。著書に『ナマコを歩く──現場から考える生物多様性と文化多様性』(新泉社)、『鯨を生きる──鯨人の個人史・鯨食の同時代史』(吉川弘文館)、『生態資源──モノ・場・ヒトを生かす世界』(山田勇・平田昌弘との共編著、昭和堂)、『クジラのまち 太地を語る──移民、ゴンドウ、南氷洋』(編著、英明企画編集)、訳書にアナ・チン『マツタケ──不確定な時代を生きる術』(みすず書房)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。