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アートベース・リサーチ・ハンドブック パトリシア・リーヴィー(著/文 | 編集) - 福村出版
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アートベース・リサーチ・ハンドブック (アートベースリサーチハンドブック)

社会科学
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発行:福村出版
B5判
810ページ
定価 10,000円+税
ISBN
978-4-571-41078-9   COPY
ISBN 13
9784571410789   COPY
ISBN 10h
4-571-41078-6   COPY
ISBN 10
4571410786   COPY
出版者記号
571   COPY
Cコード
C3536  
3:専門 5:事・辞典 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年9月
書店発売日
登録日
2024年7月13日
最終更新日
2024年9月3日
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紹介

創造的なアートの手法を活用し研究課題に取り組む実践が、学問領域を超えて進展しつつある。様々な表現形式を駆使した実例をもとにその哲学から方法、評価までを展望する。

目次

日本語版に寄せて

第Ⅰ部 アートベース・リサーチの分野
 第1章 アートベース・リサーチへの招待
 第2章 芸術的探究の哲学的・実践的基礎
     ――アートに基づくパラダイム・方法・発表方法を創り出す
 第3章 生きる探究としてのa/r/tography
 第4章 社会科学におけるパフォーマティブな動き
 第5章 創作アートセラピーとアートベース・リサーチ
 第6章 創造性と想像力
     ――世界制作としての研究!
 第7章 ヨーロッパにおけるアートベース・リサーチの伝統と方向性
     ――フィンランドとスペインのパースペクティブから

第Ⅱ部 文学のジャンル
 第8章 ナラティブによる探究
 第9章 オートエスノグラフィーのアート
 第10章 創造的ノンフィクション(CNF)との出会い
     ――方法論に挑む冒険物語のあらすじ
 第11章 小説に基づく研究
 第12章 詩的探究
     ――社会研究としての/における/のための詩

第Ⅲ部 パフォーマンスのジャンル
 第13章 新しい調性でのa/r/tographicな探究
     ――音楽と詩の関係性
 第14章 生きること、動くこと、そして踊ること
     ――身体化された探究の方法
 第15章 エスノドラマとエスノシアター
 第16章 演出家/俳優/研究者/教師によるプレイビルディングの技法と雰囲気

第Ⅳ部 ビジュアルアート
 第17章 アートベース・ビジュアル・リサーチ
 第18章 ドローイングと絵画リサーチ
 第19章 アートベース・リサーチとしてのコラージュ
 第20章 インスタレーション・アート
     ――旅は終わらない
 第21章 学術的なコミックの描き方
     ――アカデミックな場でCBR(コミックベース・リサーチ)を創る

第Ⅴ部 映像アート
 第22章 研究としての映画/映画としての研究
 第23章 エスノシネマとビデオベースの研究

第Ⅵ部 ミックスメソッドとチームアプローチ
 第24章 海のモンスターたちがビーチを征服する
     ――教育資源としてのコミュニティアート:ある「海洋ゴミ」プロジェクト
 第25章 混合型アートベース・リサーチ

第Ⅶ部 学問領域・分野別のアートベース・リサーチ
 第26章 教育におけるアートベース・リサーチ
 第27章 社会学、人類学、心理学におけるアートベース・リサーチの概観
 第28章 健康科学でアートベース・リサーチの謎を深める
 第29章 自然科学におけるアートベース・リサーチ
 第30章 美から学ぶ
     ――まだ利用されていないビジネスにおける利用可能性を解き放つ

第Ⅷ部 留意点
 第31章 アートベース・リサーチを評価するための規準
 第32章 アートベース・リサーチにおける翻訳
 第33章 アートに基づくライティング
     ――私たちの生活の中でのパフォーマンス
 第34章 アート、エージェンシー、そして研究倫理
     ――ニューマテリアリズムはいかにアートベース・リサーチを必要とし、変容させるか
 第35章 教育方法としての美に基づく研究
     ――「知っていること」と「未知であること」の相互作用で「見ること」を拡張する
 第36章 実験的なテクスト出版の際の語用論
 第37章 公共にひらく
     ――エスノグラフィック・リサーチとその影響力

まとめ
 第38章 アートベース・リサーチの可能性を実現する

[原題]Handbook of arts-based research

著者プロフィール

パトリシア・リーヴィー  (パトリシア リーヴィー)  (著/文 | 編集

※初版刊行時のものです
パトリシア・リーヴィー(Patricia Leavy)
独立系社会学者で、アメリカ・マサチューセッツ州イーストンにあるストーンヒルカレッジの社会学・犯罪学の元学科長・教授。同校ジェンダー研究科の創設時のディレクターも務めた。単著・共著書、編集書は30冊以上にもわたり、10のブックシリーズを創刊し編集を担当している。公共にひらかれた研究に対する貢献はメディアでも注目され、アメリカ全国のニュースメディアから頻繁に取材を受けている。『The Huffington Post』『The Creativity Post』『We Are the Real Deal』などのオンラインメディアにも記事を定期的に掲載。また、雑誌『Art/Research International』の共同創設者および共同編集者でもある。

岸 磨貴子  (キシ マキコ)  (監修 | 翻訳

※初版刊行時のものです
岸 磨貴子(きし・まきこ)
明治大学国際日本学部教授。関西大学大学院博士課程修了(情報学)。専門は、教育メディア研究・学習環境デザイン。国内では、主にICT教育環境デザイン、アートを取り入れた探究学習プロセスの研究、多文化共生のための教育プログラム開発、海外では、アラブ諸国を中心に移民・難民の教育学習支援やメンタルケアに取り組んでいる。その具体的なアプローチとして、映像や応用演劇やビジュアルアートなどのアート手法を活用。パフォーマンス・アプローチ心理学の理論と実践を開発する米国Eastside研究所および社会構成主義の国際団体Taos研究所のアソシエイト。

川島 裕子  (カワシマ ユウコ)  (監修 | 翻訳

※初版刊行時のものです
川島裕子(かわしま・ゆうこ)
関西大学総合情報学部准教授。トロント大学オンタリオ教育研究所博士課程修了(Ph.D.)。専門は、応用演劇・教育メディア研究。北海道教育大学にて「教師に対する演劇的手法によるコミュニケーション教育」プロジェクトに従事したのち、大学での初年次教育や多文化共生教育プログラムの実践研究に取り組む。身体性や実践知に重点をおいた演劇パフォーマンスを切り口に、ジェンダーや人種などの文化的差異の越境体験や、人々の情動的コミュニケーションに着目した、多元的な関係性を創出する学習プログラムのデザインについて研究。現在は、ドキュメンタリー演劇や高校探究における演劇実践にアーティストと連携し取り組んでいる。

荒川 歩  (アラカワ アユム)  (監修 | 翻訳

※初版刊行時のものです
荒川 歩(あらかわ・あゆむ)
武蔵野美術大学造形構想学部教授。同志社大学大学院文学研究科博士課程修了(心理学)。専門は、質的研究法ほか。立命館大学人間科学研究所、名古屋大学大学院法学研究科、武蔵野美術大学教養文化研究室等を経て、現職。美術大学において、アート、デザインにとっての質的探究の意味の先鋭化とその教育の可能性を探っている。本人はアートもデザインも全然できない。だがそれが強みだと本人は言い張る。ゼミ生の研究手法は、アート制作、デザイン表現、論文と多様なため、それぞれの探究プロセス方法を媒介として、自身の想像力の限界の向こう側へどのように到達するかを中心に、各自の可能性を最大化する支援に励んでいる。

三代 純平  (ミヨ ジュンペイ)  (監修 | 翻訳

※初版刊行時のものです
三代純平(みよ・じゅんぺい)
武蔵野美術大学造形学部教授。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士課程修了(日本語教育学)。専門は、日本語教育、ライフストーリー研究、実践研究。韓国の仁川外国語高校、徳山大学等を経て、現職。留学生やサハリン残留日本人永住帰国者などの移動の経験についてライフストーリー研究を行い、ことばの学びとアイデンティティ、社会の関係を探究する。また、ライフストーリー研究の成果を基に、社会参加、あるいは社会変革を目的とした日本語教育の実践研究に取り組む。東京都日野市との連携による親子の多文化交流イベント企画やカシオ計算機との産学連携によるインクルーシブ社会を目指した活動の取材など、プロジェクト型の日本語教育を実践する。

上記内容は本書刊行時のものです。