版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
プルーストへの扉 ファニー・ピション(著/文) - 白水社
..
【書誌情報利用可】

プルーストへの扉 (プルーストヘノトビラ)

文芸
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:白水社
四六判
182ページ
定価 2,100円+税
ISBN
978-4-560-09822-6   COPY
ISBN 13
9784560098226   COPY
ISBN 10h
4-560-09822-0   COPY
ISBN 10
4560098220   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C0098  
0:一般 0:単行本 98:外国文学、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2020年11月27日
最終更新日
2020年12月26日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ここからはじめる『失われた時を求めて』

 今年で生誕150年を迎えるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』は、多くの人にとって「いつかは読んでみたい」「途中で挫折したけれど、もう一度挑戦したい」小説のひとつでしょう。3000ページからなり、500人の登場人物がいるこの作品を、プルースト自身は大聖堂に喩えています。圧倒的な大きさ、この上なく精緻な細部に、躊躇したり、読む気をなくしたりするのは無理もないことかもしれません。
 この本の目的はただひとつ、そうした先入観を払拭することにあります。著者は斬新でわかりやすい3段階のアプローチで『失われた時を求めて』への扉を開いてくれます。まず、プルーストとはどういう人物だったのかを確認します。そして、厳選した引用をちりばめて基本的な登場人物たちを紹介しながら、なぜプルーストを読むのかということについて、12の理由から考えていきます。最後に「花咲く乙女たちのかげに」の断章の分析を試みることで、プルーストの書き方の特徴にふれます。巻末には訳者による固有名詞索引や関連年表をつけました。
 そっと背中を押すように、この本はきっとあなたを『失われた時を求めて』の世界へと連れていってくれることでしょう。

著者プロフィール

ファニー・ピション  (ファニー ピション)  (著/文

パリ高等師範学校を卒業。近代文学のアグレジェ(リセ・大学の教授資格取得者)。パリ近郊のリセ・ルイーズ・ミシェル・ド・ボビニーで教鞭を執る。著書に本書と同シリーズのRimbaud en un clin d’œil !(First éditions)。

高遠 弘美  (タカトオ ヒロミ)  (翻訳

明治大学商学部教授、フランス文学者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。著書に『プルースト研究』(駿河台出版社)、『七世竹本住大夫 限りなき藝の道』(講談社)、『物語 パリの歴史(講談社現代新書)』、訳書にプルースト『消え去ったアルベルチーヌ』『失われた時を求めて』(全14巻刊行中/ともに光文社古典新訳文庫)、レアージュ『完訳 Oの物語』(学習研究社)、ロミ『完全版 突飛なるものの歴史』(平凡社)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。