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日本新劇全史 第三巻 大笹 吉雄(著/文) - 白水社
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日本新劇全史 第三巻 (ニホンシンゲキゼンシ) 昭和四十一年~昭和六十四年 (ショウワヨンジュウイチネンショウワロクジュウヨネン)

芸術
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発行:白水社
A5判
924ページ
定価 38,000円+税
ISBN
978-4-560-09426-6   COPY
ISBN 13
9784560094266   COPY
ISBN 10h
4-560-09426-8   COPY
ISBN 10
4560094268   COPY
出版者記号
560   COPY
Cコード
C3074  
3:専門 0:単行本 74:演劇・映画
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2022年2月28日
最終更新日
2022年10月21日
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書評掲載情報

2022-12-17 毎日新聞  朝刊
評者: 三浦雅士(評論家)
2022-11-19 朝日新聞  朝刊
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紹介

畢竟の大作、ついに完結

 演劇評論の第一人者が、生涯のテーマとしてきた日本の現代演劇史を執筆するなかで、とりあえずの目標にした「昭和」最後の日までの演劇活動を記す畢竟の大作。本巻は「新劇全史」として著す全三巻のうちの最終巻で、これにより『日本現代演劇史』(全八巻)、『新日本現代演劇史』(全五巻)に次ぐ、三部作が完結した。
 本巻の最大の特徴は、著者が実際に観劇し、劇評を執筆した時期と重なるため、より重層的に構成され、より生き生きと社会状況や舞台成果が反映されている点にある。具体的には中国で文化大革命が起きた昭和41(1966)年から、昭和天皇崩御(昭和64年)までの23年を記録する。
 これまでの民芸・文学座・俳優座を中心とした大劇団の活動に加え、いわゆる小劇場運動が起こったのもこの時代。唐十郎率いる状況劇場や寺山修司の天井桟敷などの「アングラ」が多くの若者に支持され、別役実や井上ひさしの新しい劇作法が注目を集め、四季がブロードウェイミュージカルを次々と上演、その次の世代として野田秀樹が台頭するといった移り変わりが、資料としても実感としても得られる貴重な内容にあふれている。

上記内容は本書刊行時のものです。