...
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
反知性の帝国 : アメリカ・文学・精神史
発行:南雲堂
縦220mm
312ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2008年4月
- 登録日
- 2016年4月29日
- 最終更新日
- 2016年4月29日
紹介
日本人の無思想に対しアメリカ人の反思想、反知性主義の伝統は、17世紀の異端思想から19世紀のエマソン、フラーらによる超越主義、20世紀のヘミングウェイからヴォネガットに及ぶ反権威主義、ビート世代の神秘主義、レーガンからブッシュ父子へと続くポピュリズムやネオリベラリズムまで、知よりも情を、ロジックよりもキャラクターを優先してきた。反知性主義を抜きにしてアメリカ独自の「知性」はありうるか?気鋭の7人が植民地時代から9.11同時多発テロ、2008年度大統領選までを射程にアメリカニズムの神髄に迫る。
目次
はじめに 恐怖の同毒療法
第1章 アメリカ文学と反知性主義の伝統
第2章 T.S.エリオット、または反知性を内包する知識人
第3章 知性・反知性・神秘主義-マカーシーイズムからIDまで
第4章 ジェンダー・レトリックと反知性主義
第5章 "主知"と"反知"-アメリカ文学創造の活力
第6章 フォークナー文学と反知性主義-構造化されたヴィジョン
第7章 危機下の知性-アメリカ南部と近代日本
おわりに 来るべきアメリカニズム
上記内容は本書刊行時のものです。