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暴政株式会社 ソーラブ・アマーリ(著) - 東洋経済新報社
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【利用可否不明】

暴政株式会社 (ボウセイカブシキガイシャ) 私的権力はいかにして自由を破壊したのか

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四六判
縦188mm 横130mm 厚さ22mm
重さ 345g
360ページ
定価 2,600 円+税   2,860 円(税込)
ISBN
978-4-492-44491-7   COPY
ISBN 13
9784492444917   COPY
ISBN 10h
4-492-44491-2   COPY
ISBN 10
4492444912   COPY
出版者記号
492   COPY
Cコード
C3033  
3:専門 0:単行本 33:経済・財政・統計
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2026年4月7日
書店発売日
登録日
2026年1月16日
最終更新日
2026年3月19日
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書評掲載情報

2026-05-31 産經新聞  朝刊
評者: 井上弘貴(神戸大学大学院教授)
2026-05-23 日本経済新聞  朝刊
評者: 渡辺靖(慶應義塾大学教授)
2026-05-09 毎日新聞  朝刊
評者: 松原隆一郎(放送大学特任教授・社会経済学)
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紹介

私たちは「政府による暴政」には敏感だが、生活の大半を過ごす職場や市場で、巨大企業が振るう「私的暴政」に対しては驚くほど無防備である。
トイレ休憩さえ秒単位で監視されるアマゾンの倉庫。転職や発言の自由を奪う不合理な雇用契約。利益のために破壊される地方紙や救急サービス。そして、法の抜け穴を使い、被害者への賠償から逃れる億万長者たち。
これらは一部の悪徳企業による暴走ではなく、新自由主義が政治を無力化し、市場を「無法地帯」に変えた結果生じた、構造的な必然である。
著者は、膨大な取材を通じて、富裕層が資産なき人々を一方的に強制するメカニズムを白日の下に晒す。
かつてニューディール政策が成し遂げたように、私たちは再び「政治」の力で市場を飼いならし、労働者の「拮抗力」を取り戻すことができるのだろうか。
左右の垣根を超え、真の自由と尊厳を取り戻すための「新しい合意」を提唱する、現代人必読の警鐘。現代資本主義の暗部を鋭く告発する、衝撃的なノンフィクション。

<現代社会の新たな脅威は国家ではなく、経済的手段で自由を奪う「私的暴政」システム>
【職場の罠】
●「契約の自由」という幻想
労働者は圧倒的に不利な立場で、生活のために不平等な雇用契約に同意させられる
●裁判所への道をたつ「強制仲裁」
企業は紛争を会社に有利な民間の「仲裁」に持ち込み、労働者の法的権利を奪う
【市場の悪用】
●企業を「略奪」するウォール街
プライベート・エクイティは投資ではなく資産の切り売りを行い、シアーズのような企業を解体する
●民主主義を蝕む「ニュース砂漠」
ヘッジファンドが地方紙を買収・解体し、権力監視機能が失われ、地域社会が衰退する
【法廷からの逃走】
●億万長者のための「破産」制度
巨大企業は破産制度を悪用し、自らは富を保持したまま、製品がもたらした被害への責任を免れる

<あなたの会社も「暴政」のメンバーかもしれない>
「見えざる独裁」が私たちの自由を蝕む
イデオロギーの壁を超えた、若き「保守」論客による全米震撼の話題作
★ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、The Economistなどの各メディアも絶賛

目次

序  章 システム――自由の国で進行する「見えない支配」の正体

第 1 章 私的暴政――なぜ「自由市場」が最強の独裁者になるのか

[第Ⅰ部 ディストピアの政治経済学―職場から法廷まで、あなたを逃がさない「搾取システム」の全貌]

第 2 章 監視――トイレ休憩も秒単位で管理される「デジタル監獄」

第 3 章 拘束――転職も告発も許さない「現代の奴隷契約」

第 4 章 仲裁――企業が勝つように仕組まれた「密室裁判」の罠

第 5 章 侵蝕――優良企業シアーズはなぜ「投資」に食い殺されたか

第 6 章 略奪――119番が有料に? 命を商品化する「民営化」の悪夢

第 7 章 隠蔽――地方紙の消滅が招く「汚職と無関心」のパンデミック

第 8 章 免責――賠償逃れのための「計画倒産」:大富豪だけが救われる

[第Ⅱ部 「新自由主義」の洗脳を解き、奪われた力を取り戻す道]

第 9 章 階級――「努力すれば報われる」という残酷な神話

第10章 歴史――かつて資本主義は「暴走」をコントロールできていた

第11章 洗脳――政治を殺し、社会を市場に変えた「新自由主義」の正体

第12章 対抗――労働者の反撃:「拮抗力」で専制を打ち砕け

【日本語版解説】「暴政株式会社」が破壊するアメリカの自由と民主主義――資産なき人びとの「絶望死」とトランプ支持の深層 会田弘継

著者プロフィール

ソーラブ・アマーリ  (ソーラブ アマーリ)  (

ソーラブ・アマーリ
オンライン雑誌『コンパクト』の創設者兼編集者。ニューズ・コーポレーションに10年近く勤務し、ニューヨーク・ポスト紙の論説編集者、ニューヨークとロンドンでウォールストリート・ジャーナル紙の論説欄のコラムニスト兼編集者を務めた。これらのほかにも、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、『ニュー・リパブリック』誌、『スペクテイター』誌、『クロニクル・オブ・ハイアー・エデュケーション』誌、『タイムズ・リテラリー・サプリメント』誌、『コメンタリー』誌、『ディセント』誌、『ジ・アメリカン・コンサバティブ』誌(同誌の編集顧問)などに寄稿している。カトリック教徒でもある著者は、最近ではオンライン雑誌『アンハード』で、J・D・ヴァンス副大統領へのインタビューを行い、ローマ教皇関連の記事なども寄稿。
※日本の新聞・雑誌等(学術雑誌を含む)では、著者の名字を「アーマリ」と表記しているものもあるが、本書では原音に近い「アマーリ」とした。

会田 弘継  (アイダ ヒロツグ)  (解説

会田 弘継(アイダ ヒロツグ)
ジャーナリスト・思想史家。1951年生まれ。東京外国語大学英米語科卒業。共同通信社ジュネーブ支局長、ワシントン支局長、論説委員長などを歴任。その後、青山学院大学教授、関西大学客員教授を務め現在に至る。著書に『破綻するアメリカ』(岩波現代全書)、『トランプ現象とアメリカ保守思想――崩れ落ちる理想国家』(左右社)、『増補改訂版 追跡・アメリカの思想家たち』(中公文庫)、『それでもなぜ、トランプは支持されるのか――アメリカ地殻変動の思想史』(東洋経済新報社)など。訳書にフランシス・フクヤマ著『政治の起源――人類以前からフランス革命まで』『政治の衰退――フランス革命から民主主義の未来へ』(いずれも講談社)、同『リベラリズムへの不満』(新潮社)、ラッセル・カーク著『保守主義の精神』(中公選書)など。『週刊東洋経済』の「Inside USA」連載中。

寺下 滝郎  (テラシタ タキロウ)  (

寺下 滝郎(テラシタ タキロウ)
翻訳家。1965年広島県呉市生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。訳書にウォルター・ラッセル・ミード著『神と黄金―イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか』(青灯社、上下巻)、マイケル・リンド著『新しい階級闘争ー大都市エリートから民主主義を守る』、ジョエル・コトキン著『新しい封建制がやってくるーグローバル中流階級への警告』、ヘレン・トンプソン著『秩序崩壊 21世紀という困難な時代』(いずれも東洋経済新報社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。