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ロシア・ウクライナ戦争 塩川 伸明(編) -  東京堂出版
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【利用可否不明】

ロシア・ウクライナ戦争 (ロシア・ウクライナセンソウ) 歴史・民族・政治から考える (レキシ・ミンゾク・セイジカラカンガエル)

社会一般
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46
376ページ
定価 3,800 円+税   4,180 円(税込)
ISBN
978-4-490-21091-0   COPY
ISBN 13
9784490210910   COPY
ISBN 10h
4-490-21091-4   COPY
ISBN 10
4490210914   COPY
出版者記号
490   COPY
Cコード
C0031  
0:一般 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年9月25日
書店発売日
登録日
2023年8月7日
最終更新日
2023年12月27日
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書評掲載情報

2023-11-25 朝日新聞  朝刊
評者: 前田健太郎(東京大学教授・行政学)
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紹介

ウクライナ情勢が泥沼化している。なぜ戦争は始まり、そしていつ終わるのか。様々な情報が飛び交う中、本書は、古代ルーシの歴史からこの地域の民族・宗教的背景、ウクライナ独立以降の現代政治、ナチズムをめぐり政治化する歴史認識問題、冷戦後の新世界秩序の問題など、それぞれの分野を代表する専門家が幅広い視野で戦争の背景を冷静に読み解く。第一線の専門家が叡智を集結して届ける渾身の一作は、この戦争について多角的な視点から考えるために欠かせない作品である。

目次

第1章 総論――背景と展開(塩川伸明)
ウクライナとロシア/国際的文脈――冷戦終焉後のNATOとロシア/クリミヤおよびドンバス/展開(2014-21年):ヤヌコーヴィチ政権からマイダン革命へ/ドンバス二州の動向/マイダン革命後のウクライナ(ポロシェンコ期)/マイダン革命後のウクライナ(ゼレンシキー期)/(2022-23年)開戦/戦況の展開ほか

第2章 ルーシの歴史とウクライナ(松里公孝)
ルーシ世界の形成(9-12世紀)/東西ルーシの分裂(13-14世紀)/教会合同とルーシ世界の変容(15世紀)/ポーランドとカトリックの攻勢/ゲームチェンジャーとしてのコサック/ルーシ正教会の再統一/ルーシの再統一(18世紀)/19世紀ロシア帝国下のウクライナほか 

第3章 現代ウクライナの政治――脆弱な中央政府・強靱な地方政府(大串 敦)
なぜ脆弱な中央政府が生まれたのか/地方閥が競合する体制/ユーロマイダン革命とドネツィク閥の解体/ポロシェンコ政権――東部エリートの分裂と反ロシア・カード/ゼレンシキー政権――ポピュリスト体制誕生の背景/ロシア侵攻後のウクライナ――戦時体制への変容ほか

第4章 「歴史」をめぐる相克――ロシア・ウクライナ戦争の一側面(浜 由樹子)
ウクライナと「ウクライナ史」/歴史を「書き直す」/ウクライナとロシアの歴史認識問題/ステパン・バンデラとは誰か/バンデラ論争/「ファシズム」か「ナショナリズム」か/歴史の政治紛争化/ロシアとウクライナのミラー・ゲーム/「ルースキー・ミール」概念ほか 

第5章 自由主義的国際秩序とロシア・ウクライナ戦争――正義と邪悪の二分法を超えて(遠藤誠治)
西側諸国が理解する「戦争の構図」/正義と邪悪の二分法の問題点/自由主義的国際秩序とは何か/冷戦後の安全保障体制/人権のための戦争と体制転換のための戦争/戦略兵器をめぐる問題/グローバリゼーションの中の体制移行/オリガルヒに支えられた資本主義/冷戦後の国際秩序の問題点ほか

著者プロフィール

塩川 伸明  (シオカワ ノブアキ)  (

東京大学名誉教授。専門はロシア・旧ソ連諸国近現代史。
東京大学教養学部卒、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手、同大学法学部助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。2013年定年退職。
主な著書に『現存した社会主義――リヴァイアサンの素顔』(勁草書房、1999年)、『多民族国家ソ連の興亡』(全3巻、岩波書店、2004-2007年)、『民族とネイション――ナショナリズムという難問』(岩波新書、2008年)、『ユーラシア世界』(全五巻、共編、東京大学出版会、2012年)、『歴史の中のロシア革命とソ連』(有志舎、2020年)、『国家の解体――ペレストロイカとソ連の最期』(東京大学出版会、2021年)などがある。

松里 公孝  (マツザト キミタカ)  (

東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門はロシア帝国史、ウクライナなど旧ソ連圏の現代政治。
東京大学法学部卒、同大学大学院法学政治学研究科で博士号取得。北海道大学スラブ研究センター助教授、同センター教授を経て、現職。
主な著書に『ポスト社会主義の政治――ポーランド、リトアニア、アルメニア、ウクライナ、モルドヴァの準大統領制』(2021年)、『ウクライナ動乱――ソ連解体から露ウ戦争まで』(2023年、以上ちくま新書)、『東大塾 社会人のための現代ロシア講義』(共著、東京大学出版会、2016年)、『講座スラブ・ユーラシア学 第3巻 ユーラシア――帝国の大陸』(共編、講談社、2008年)などがある。

大串 敦  (オオグシ アツシ)  (

慶應義塾大学法学部政治学科教授。専門はロシアおよびその他の旧ソ連諸国の政治。
獨協大学法学部法律学科卒、グラスゴー大学政治学部社会科学研究科で博士号取得。早稲田大学政治経済学術院助教、大阪経済法科大学法学部准教授、慶應義塾大学法学部政治学科准教授などを経て、現職。
主な著書に『ロシアの市民意識と政治』(共著、慶應義塾大学出版会、2008年)、『ポスト社会主義期の政治と経済――旧ソ連・中東欧の比較』(共著、北海道大学出版会、2011年)、『ロシア革命とソ連の世紀3――冷戦と平和共存』(共著、岩波書店、2017年)などがある。

浜 由樹子  (ハマ ユキコ)  (

静岡県立大学大学院国際関係学研究科准教授。専門はロシアの思想・イデオロギー、国際関係史。
上智大学外国語学部ロシア語学科卒、津田塾大学大学院国際関係学研究科で博士号取得。津田塾大学学芸学部助教、ハーヴァード大学デイヴィス・センター客員研究員、一橋大学経済研究所研究機関研究員などを経て、現職。
主な著書に『ユーラシア主義とは何か』(成文社、2010年)、翻訳書に『ロシアのオリエンタリズム――ロシアのアジア・イメージ、ピョートル大帝から亡命者まで』(デイヴィド・シンメルペンニンク=ファン=デル=オイェ著、成文社、2013年)、『ファシズムとロシア』(マルレーヌ・ラリュエル著、東京堂出版、2022年)などがある。

遠藤 誠治  (エンドウ セイジ)  (

成蹊大学法学部教授。専門は国際政治学・平和研究。
東京大学法学部三類(政治コース)卒、同大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。東京大学法学部助手、成蹊大学法学部助教授などを経て現職。オックスフォード大学セント・アントニーズカレッジ客員研究員、ウェルスリー・カレッジ客員研究員。
主な著書に『シリーズ 日本の安全保障』(全8巻、編集代表、岩波書店、2014-2015年)、『日本のオルタナティブ――壊れた社会を再生させる18の提言』(共著、岩波書店、2020年)、『第三の核時代――破滅リスクからの脱却』(共編著、長崎大学核兵器廃絶研究センター、2021年)、『国家安全保障の脱構築――安全保障を根本から考え直す』(編著、法律文化社、2023年)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。